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2004.01.27

妖怪大全科

 ホントにこんな本がいまだに手にはいるの…? と半信半疑で注文した本が本日到着。本当に手に入りました。奥付を見ると平成3年の14版。いろんな意味で驚きました。
 内容は、なんというか先生もうちょっと落ち着いて下さいと言いたくなる印象で、よく言えばバラエティに富んでいる、悪く言えばまとまりがない内容。古今東西、一体この妖怪どこから持ってきた? と聞きたくなるようなレア妖怪もばっちり掲載されています。図版も、権利関係どうなっているんだろうと心配になるような無造作な引用をしているかと思えば、柳先生や古賀先生画になるように見える(イラストレーターの名前が入っていないので本物かわからない…)イラストもあったりと、実に面白い。面白いんですが、子供が見たら絶対トラウマになりそうなイラストが多く、手元にスキャナがないのが実に残念。

 個人的に一番受けた記事は「悪魔に魂を売った男」というもの。ちと長いですが引用すると

 二十世紀最大の黒魔術師クローリは、悪魔に魂を売った恐ろしい男だ。
 十二歳から悪魔をすうはいし、動物を殺してはいけにえにささげたという。やがて古代からの魔法を研究したクローリは、黒魔術の実験を行い、どんな悪事もみな実行しようと、悪魔に魂を売り渡したのだ。
 クローリは、新しい黒魔術団をつくるために、世界各地を旅行して、多くの仲間や子分を集めた。悪魔をよびだす儀式を行い、ザンギャクなごうもんや人殺しをつづけたが、ついに、恐るべき黒ミサの儀式をはじめたのだった。
 クローリは、シチリアのチェファール島に悪魔城をつくり、黒魔術団を結成した。
 城主のクローリは、
 「悪魔の子になり、この世を暗黒の世界にするのだ。」
 と、団員にちかわせた。
 そして、さらってきた赤ん坊や女の人を、悪魔の祭だんにささげ、黄金の魔剣でさし殺す、黒ミサの儀式をつづけたのだった。だが一九二三年、悪魔城はついに警察の手入れを受け、一九四四年、クローリは、黒魔術におぼれ、ひさんな最期をとげたのだった。

 …誰ですか、このアレクサンダー・メリクリウスは。何だか写していてハラハラしました。

 こんな素敵な本がまだ手にはいることを教えてくれた、2ch水木しげる・佐藤有文・中岡俊哉…捏造妖怪暴露スレの方々に感謝。


 また、同スレでその存在を知ったPCソフト「妖怪世界遺産」も同時に到着。また少ししかいじっていませんが、単なる水木ファン向けではなく、かなりしっかりした妖怪資料としてかなり良い感じです。
 が、一番見たかった妖怪年表をうちのPCで開いてみたら、環境の相性が悪いのか、変なところで改行が入って年表の体をなさず。ムムム。


「妖怪大全科」(佐藤有文 秋田書店

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