「東京魔人學園外法帖」第5巻
ファンの間ではキナ外法と呼ばれるコミカライズ版の完結編。ゲームの方ではメインキャラ以外の仲間キャラにほとんどスポットが当たらず、それが外法帖の評価を大きく下げた一因となっていたのですが、このコミカライズ版では思い切ってメインキャラ以外をオミット、話をかなり整理しており、これはこれで正しいチョイスだったと思います。ただ、個人的な好みで言えば、そこまで独自路線を行くのであれば、戦闘シーンでいかにもゲームの漫画化でござい、といったようなゲーム中の用語・技名連呼は勘弁していただきたかった、と思います。
また、龍泉組と鬼道衆(というより後者)の描写がゲームより密に感じられた一方で、真の敵である柳生宗崇のキャラクターが、単なるよくある悪党としてしか描かれていないのは、ただでさえゲーム中の描写が薄いキャラだっただけに、かなり残念でした。ゲーム中、同じくらい描写が薄かった主人公のキャラクターが、戦う理由やその過去半生を含めてそれなりに描写されていた点は大いに評価できるのですが――。あと、画力については、デビュー作よりは向上してる、とだけ。
そういえばこの本が昨年最後に買った伝奇時代本でありましたなあ…
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