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2004.02.16

「コミック特盛増刊 コミック時代活劇」第1号

 最近はとみに時代劇画雑誌が増えてきたように感じますが、この「コミック時代活劇」もその一つ。売りは「三匹の侍」(甲良幹二朗)の漫画化と、漫画でありながら正統必殺シリーズの「必殺仕置長屋」(木村知夫&山田誠二)。私もこの二本(特に後者)目当てに手に取ったのですが…
 どうも勢いに欠けるなあ、というのが第一印象。コミック特盛ということは、おそらく収録作のほとんどが再録ものだと思うのですが、正直、今ひとつパッとしないように思えます。収録作は比較的ページ数が多いのですが、もう少し短くても作品の数を揃えた方がいいのではないかな、と個人的には思います。
 集英社の「漫画時代劇ファン」に比べるとその差は歴然で、この辺りに集英社とホーム社の差がもろに出ているなあ…と失礼極まりないことすら思いました。

 「必殺仕置長屋」の方も、ページ数の多さが仇となったか、少々もっさりした印象。悲劇性を和らげるためか、被害者と依頼者が別人なのですが、その辺りで物語の勢いを削いでいるようにも感じられます。また一番気になるのが、主人公たちが表稼業として曲芸師を、裏稼業として賞金稼ぎを、そしてそのまた裏稼業として仕置人を営んでいる点。賞金稼ぎと仕置人の違いというのが微妙なためか(もちろん、前者はお上が認定した犯罪者を、後者は法で裁けぬ悪人を相手にするという違いはありますが)これは設定を複雑にしているだけではないのかな、と感じてしまいました。
 とはいえ、クライマックスの仕置シーンの爽快感はさすがの一言で、主役たちを喰いかねない活躍を見せる元締めのキャラも良く、必殺ファンとしての渇を癒すことができました。
 
 とはいえ、この作品のためだけに買うのは…ちょっと…高いなあ


「コミック特盛増刊 コミック時代活劇」第1号(ホーム社)

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