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2004.02.19

「サムライガン月光」第4巻

 本日購入。五稜郭でのヴォルゴエネルギー暴走から色んな意味で衝撃の最終回まで収録の「サムライガン月光」最終巻です。雑誌での連載終了時には「???」な部分が多かったのですが、熊谷先生が単行本描き足しの鬼と化したおかげで、物語の背景やキャラクターたちのその後等、かなりの部分がクリアとなっています。無印「サムライガン」に一話だけ登場して単なる雰囲気作りのガジェットの一つと思っていたアレがここに来てクローズアップされると予想していた人はいなかったのではないでしょうか。

 そして描き足しによって全くイメージが変わったのがラスト近くの展開。あまりに醜すぎる人間のエゴの姿は、正直言って見るのが辛いほどで、一層月光の孤独さと、絹との絆が引き立つ結果となったと思います。それだけにラストは(雑誌連載終了時とは別の意味で)何とも空しい味が残ります。月光は一体何のために生まれてきたのか…と。

 それにしても描き足し部分、市松ファンは大喜びと思いますが、捨吉ファンは真剣に怒り出すと思います。捨吉ファンは覚悟しておくように。

 あと、雑誌連載最終回のタイトルは「コスモスに君と」で、単行本最終回のタイトルは「発動」。最後の最後にチラッと姿を見せた○○○の名といい、熊谷先生は相当なトミーノファンなのやもしれず。


「サムライガン月光」第4巻(熊谷カズヒロ ヤングジャンプコミックス)


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