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2004.02.19

栞と紙魚子 何かが街にやって来る

 ちょっとお休みしていた(今もお休みなのかな?)「栞と紙魚子」シリーズの久方ぶりの単行本。ホラーファンならば一度は住んでみたいと思っているに違いない(私だけ?)胃の頭町ですが、今回は町に住む昔ながらのもののけ連中が登場。可笑しくも何だか懐かしい風貌の彼らが見所の一つで、巻頭に収められた胃の頭七不思議巡りのエピソードは、なんともすっ惚けた味わいで、ホラーファンというよりむしろ怪談ファン向きかな。また、どんな恐ろしい事件が起きてもコミカルなムードが漂うこのシリーズには珍しい味わいのマジカルでガチンコなホラー「魔術」もオススメ。

 ちょっと今回は栞と紙魚子は狂言回しに回っている観があるように思いますし、これまでのレギュラーキャラの出番がちょっと少ないのですが(個性的な連中が次々と出てきますからね)、やっぱり胃の頭町は胃の頭町。稗田礼二郎のフィールドノートと同様、ライフワークとして末永く続けていただきたいと思います。


「栞と紙魚子 何かが街にやって来る」

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コメント

はじめまして。
このシリーズ、新刊出たんですか。
私も楽しみにしていたのですが、なかなか寡作な作者だけに気長に待っていました。「碁娘伝(?)」でしたっけ、あれが諸星大二郎の一番最近買った本です。ちなみに私は西遊妖猿伝のほうを描いてもらいたいです。

投稿: sin | 2004.02.21 01:20

こちらこそはじめまして。このシリーズ、雑誌連載が不定期連載なので、いつ新刊が出るかなかなかわからないのが泣き所ですね。確かに、中国もの(?)もまだまだ描いてもらいたい世界ですね。

投稿: 三田主水 | 2004.02.21 20:48

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