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2004.06.02

「バジリスク」ラスト-1

 阿福の手の者により首を継がれようとする天膳に対し、破幻の瞳を向ける朧。その瞳の前についに最期を迎えたかに見えた天膳だが、朧はかつて祖母から聞かされた言葉を思い出す。天膳の不死身を破るには、分かれるはずでありながら一体として生まれたもう一人の天膳を破らなければならないと。もう一人の天膳――天膳の首元に現れた人面瘡をも朧の瞳は打ち倒すが、人面瘡は「死」の間際に弦之介の居場所を語る。阿福に対し、弦之介との一対一の尋常の決闘を望む朧。そして遂に、愛し合う二人が死命を決する時が来た――


 いよいよ最終回一話前まで来た「バジリスク」。今回は朧の破幻の瞳vs天膳の不死力がハイライト。最初の「死」に方もだいぶ嫌ですが、もう一人の天膳の「死」に方はもはや物体Xクラスのインパクト。でもこれはこれで妙に山風テイストが漂っているように思います。
 原作にかなりの点で忠実な本作のほとんど唯一と言っていいような改変点であるこの天膳の不死身の秘密=人面瘡ですが、その存在理由は、今回のこのシーンのためにあったのではないかと感じました(というか感じてました)。いってみれば「にらめっこ」である朧と天膳の対決シーンを漫画として表現するには、原作そのままでは些か表現しにくく、またインパクトに欠けるように思います。そこをビジュアル的に補い、さらに朧の破幻の「瞳」が天膳の不死を打ち破ることに更なる説得力を与えたのが、あの人面瘡の存在なのではないかと思うのです。
 さて、そして遂に次回で最終回。今週のラスト、残るところ2名のみとなった人別帖をバックに対峙する二人の姿には、胸にくるものがありました。あのラストシーンを如何にして描くか、今から楽しみでなりません。


 今から楽しみといえば、せがわ先生の次回作。些か気が早いようではありますが、人気作家の作品の連載終了から次回作スタートまでがかなり短いのが講談社。仮に次回作も講談社だとすれば(まあまず間違いないと思いますが)、早ければ次号でその一端が明かされるのではないかと期待しています。

 そしてその次回作が、私が噂に聞いているあの作品だとしたら…祭りですな、私的に。これも今から楽しみでなりません。

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コメント

アッパーズ休刊ですって…(from 最後通牒さん)
http://www10.ocn.ne.jp/~comic/top.htm#20040604
まあせがわ先生が放っておかれることはないと思うので、必ずどこかで次回作は読めるでしょうけれども。

投稿: 三田主水 | 2004.06.04 21:21

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