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2004.06.02

鬼神の剣

 武家娘・佳世の用心棒を引き受けることとなった兵太郎。彼女の父で一石藩の徒士組頭であった八田覚兵衛は、国家老の職の陰で大陰謀を進めていた黒田監物の所業を探っていたため、惨殺されていた。父の遺志を継ぎ、黒田一味の所業を将軍吉宗に直訴しようとする佳世を守り抜くため、兵太郎は無頼の剣士・人斬り銀四郎とコンビを組むことになるが、火付盗賊改まで抱き込んだ黒田一味の攻撃に次第に追いつめられていく。


 将軍吉宗の刎頸の友にして江戸でもめ事始末屋を営む相良兵太郎を主人公にしたシリーズ第4弾。今回も飛び出て抜きん出たところがあるわけではないですが、大衆娯楽エンターテイメントとして相変わらず安心して読めるクオリティの内容でした。
 城先生の前歴は「暴れん坊将軍」「長七郎江戸日記」等のTV時代劇の脚本家とのことで、どこでチャンバラを、どこでサスペンスを、どこで濡れ場を入れればよいか、エンターテイメントの呼吸をきちんとわかっている方なのだろうな、と思います。

 とはいえ、ダイハードin大奥(って書くとすごいな)だった前作に比べると、今作は少々おとなしい印象。また、状況設定的にもう一つのシリーズの最新刊「漆黒の剣風」(と被っている部分があるのが個人的には気になりました…が、そんなこと気にしている奴ぁネット上広しといえども私ぐらいのような気もしますが。

 しかし、このシリーズの吉宗様の暴れッぷりは、やはり「暴れん坊将軍」の衣鉢を継いでるんでしょうね。今作でも出番は少ないながらもかなり暴れてます。次の巻での暴れにも期待しています。


「鬼神の剣 大江戸始末屋稼業」(城駿一郎 学研M文庫)


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