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2004.07.09

隠密剣士 第1巻

 懐かしの(どれくらい懐かしいかというと私が観てないくらい)アクション時代劇がコミカライズ! ということで大いに期待して雑誌連載時から読んでいた作品の単行本化。

 ストーリーは謀反の連判状を江戸から尾張に届けるため、謎の青年剣士・秋草新太郎が、霧の遁兵衛ら伊賀者たちと共に、甲賀五忍衆を相手に活躍するというもの。つまり、旅の途中に襲ってくる敵を撃退しつつコマを進めていく道中双六、ある意味エンターテイメントの基本の一つであり、単純明快ではあるのですが、これが実に面白い。
 隠密旅に出るとは言え、主人公の新太郎はあくまでも剣士。その剣が、次々襲い来る怪忍者の忍法を如何に迎え撃つか、如何に凌ぐか、というのが興味を惹くところ。そのある意味作品の主題であるアクションシーンが迫力と説得力ある描写で描かれていて(ストーリーがシンプルな分思い切りよくアクションシーンにページが割かれているのも相まって)、シンプルイズベストを地でいくような作品となっています。
 (これは以前も書きましたが)正直、キャラクターに今ひとつ表情が乏しいという点はあるのですが、それが読み進めるうちにさほど気にならなくなるほどの快作。雑誌連載の方では甲賀五忍衆編が大団円を迎え(これがまた実に読み応えある剣法vs忍法描写で大満足)、今後の展開も期待されるところです。おすすめ。


「隠密剣士」第1巻(かわのいちろう&村上もとか ジャンプコミックスデラックス)

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