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2004.07.20

コミック乱ツインズ 8月号

 毎月買っていて楽しんでいるのにほとんど紹介できてなかった「コミック乱ツインズ」。今月号の掲載作品からお気に入りの感想を。

「真田十勇士」(岡村賢二&笹沢左保)
 主君である片桐且元をわざと怒らせて主家から追い出された望月六郎が最後の一人として仲間入りし、ついに十勇士が勢揃い。わざと怒らせるのはいいんですが、佐助のだめ押しはむしろ片桐且元を追いつめまくっていて、これって豊臣家的にはどうなんだろうなあ、と思ってしまいました。
 しかし十勇士勢揃いはやはり壮観で、一人一人が実に「いい顔」をしていてこれだけでもコミカライズの甲斐があったものと感じます。

「慈恩 -幕末秘剣-」(森田信吾)
 前2回は男谷先生がベテラン剣士の凄みを見せまくって主役を喰ってましたが、今回はアクションの方は小休止。今回は男谷先生のそのまた先生の奇傑・平山子龍の有名なエピソードが描かれましたが、字で読むのと絵で見るとではやはり迫力が違います。
 そして新キャラクターとして伊庭八郎が登場。後世には隻腕の美剣士として知られる伊庭八郎、今回はまだ全くの顔見せ段階で、物語にどう絡んでくるかは全くわかりませんが、(三橋さんのように)カマセではなく、実在剣士の凄みを見せていただきたいものです。

「黒田・三十六計」(平田弘史)
 まだまだ続く秀吉の毛利攻め。新興勢力の織田と名家・別所との間で板挟みの黒田官兵衛の浮かぬ顔を見ているとこっちまで何となく胃が痛くなってきます。果たして今エピソードのお題「欲擒姑縦」を如何に実現してみせるのか、この先の展開に期待。
 そしてこの作品の魅力の一つ「いい顔したオヤジ」、今回登場したのは別所側の野口城城主・長井政重。敗軍の将となりながらも、主家のために敢えて恥を忍んで生き延び、主君に対して諫言するも受け入れられず、いさぎよく身を引いて武士を捨てるその生き様は、いわゆる一般に言われる武士らしい生き様とは違うのかもしれませんが、それ以上の凄みと覚悟を感じさせられます。


 あと面白かったのは「仕掛人・藤枝梅安」(さいとう・たかを&池波正太郎)と「たまゆら童子」(佐野絵里子)かなあ…正直、ここで名前を挙げた作品のために買っているようなものです。


 公式サイト

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