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2004.07.22

ジェノサイド

 陥落を目前とした大坂城。狂乱した淀君は、千姫を磔にし、まさにその命を奪わんとしていた。と、そこに巨大な犬に乗った美青年が出現、彼は犬塚信乃と名乗り、淀君そして豊臣秀頼を惨殺し、さらに真田幸村をも斃して千姫と共に大坂城を後にするのだった。一方、幸村の影武者として家康の首を狙っていた猿飛佐助だが、千姫を連れた信乃と遭遇、一度は千姫を奪還するも、信乃の奇怪な術の前に膝を屈し、再び千姫を奪われてしまうのだった。今ここに、真田十勇士と150年の眠りから甦った里見八犬士の死闘が始まろうとしていた…

 「漫画アクション」最新号から連載スタートの伝奇時代アクション漫画。「真田十勇士vs里見八犬士」と聞いた時は、パロディものか、現代などを舞台とした作品か何かだと思い、掲載誌にも興味が持てなかった(拉致問題とかコンクリート詰め殺人とかの漫画を載せてる雑誌だし、ねえ…)スルーしようと思いましたが、原作者が中島かずき氏と知り、態度を180度改めて読んでみました。

 …読んで良かった。パロディでも何でもなく、あくまでも真っ正面から本気で十勇士vs八犬士を描こうとする作品のようです、これは。これはもう、さすがは劇団☆新感線のいのうえ歌舞伎の狂言作者・中島かずきと言うべきでしょう。キャラクター的にも、まだまだ描写は少ないものの、「まつろわぬもの」の王国を打ち立てようとする信乃、人を食ったような不敵な豪傑・佐助など、思わずニヤリとしそうな連中の登場で、この先登場するであろう残りの勇士・犬士にも期待が高まります。
 恥ずかしながら絵を担当している小林氏の絵は初見ですが、物語世界を受け止めるだけの力はありそうに思えました。

 先が楽しみな伝奇時代作品がまた一つ増えたというのは、実に嬉しいことです。


 …ちなみに中島かずきで検索していたらこんな記事を発見。JAXAは次のロケット打上げに中島かずきを招待しる! …まあ、次がいつか知りませんが。


「ジェノサイド」(小林拓己&中島かずき 「漫画アクション」連載)

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コメント

読みました。
私は拉致問題の話が目当てで読んでたんですが。

まだ各々が一人ずつしか登場していないので、
残りの面子がどのように描かれるか期待したいです。

投稿: 冬至楼均 | 2004.07.24 13:28

 「虚無戦記MIROKU」の真田十勇士対「魔空八犬伝」の八犬士
ならば…
 人外の度が進んでいそうな十勇士の勝ちかなぁ。

投稿: ちゅるふ | 2004.07.25 21:24

のっけから千姫をすっ裸にして磔にするとは……。
でも六十過ぎて子供作ってた家康相手には逆にハァハァしちゃって逆効果かも(鬼畜)。

小林拓己は竹書房・ワニブックス辺りで描いており、現在は「ヴァージンな関係」を連載中。純愛系H漫画が多いので今回の連載は驚き。

投稿: Zephyranthes | 2004.08.08 23:37

Zephyranthesさん、情報ありがとうございます。
なるほど、あの辺りの雑誌でH系ですか…道理で女体の描写(笑)がうまいわけです。でもアクションなどもなかなかでしたね。

家康は…どうも人妻・年増ハァハァな人だったらしいので、そういう意味では無効化だったと思われます。

投稿: 三田主水 | 2004.08.09 00:50

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