慶長~寛永の年表更新
うちの本サイトの年表の慶長年間、元和年間、寛永年間を更新しました。
作品的に追加したのは「影武者徳川家康」(隆慶一郎)、「産霊山秘録」(半村良)、「赤い影法師」(柴田錬三郎)、「柳生武芸帳」(五味康祐)。だいぶ揃ってきました。
しかし「柳生武芸帳」を読み返してみると、その柳生一族の描き方の斬新さに今さらながら感心させられます。特に中盤以降、宮本武蔵が登場した辺りから、柳生宗矩と武蔵との対比により、その剣の持つ意味の相違、ひいては歴史上の立ち位置の違いを明確に示してみせる手法には唸らされました。
こうした描き方はもちろん、宗矩と武蔵に限ってのことではなく、作中の登場人物全てが、柳生武芸帳というアイテムを軸にそれぞれ対比され、相対化されていると言えましょうか。剣豪小説としての面白さは言うまでもないですが、「歴史小説」としてのこの作品の面白さに改めて気付きました(そう考えると、狂言回し(?)としての柳生武芸帳に秘められた謎というものは、作中においては実はそれほど重要でもないのかな…という気もしてきます)。
中絶せずに物語が終末まで続いていれば、どのような「歴史」が描かれることとなったのか、改めて惜しまれます。
「影武者徳川家康」のことも書こうかと思いましたが、上の文章の後だと単なる誹謗中傷みたく見えるので止め。ただ一つ言えば、作者の戦中派としての意地…というか怨念のようなものが伝わってくる作品と感じました。
も一つ。妖異大年表のCGI版を正式公開。何とか実用に耐えうる速度…だと思います。今のところhtml版よりこちらのデータの方が新しいので、これから徐々にhtml版もデータ修正・追加していきます。今回改めてデータ見直してみたら、信じられないミスとかしていて恥ずかしい…
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