蝦夷地とアイヌと伝奇と
その1
コミック版「旋風伝」のタイトルは「武死道(ぶしどう)」とのこと。
うむむ、微妙なようでいて、考えてみれば「命+紅」(そういえばあれも伝奇と言えないこともない)というタイトルもあったわけで、ヒロモト先生のセンスはあなどれません。
まあ、「駿河城御前試合」が「シグルイ」になったようなものかなあ。
何はともあれ、相当カッ飛んだ作品になることは容易に想像がつきますし、原作からして凄まじくヘビーな作品だっただけに、こちらも作品のパワーに負けないよう気合を入れておかなくては。
(しかし見ず知らずの方のblogには平気でトラックバックできても、知り合いのblogにトラックバックするのって何だか照れくさいですね)
その2
現在、「殺生石」(富樫倫太郎 光文社カッパ・ノベルス)を読んでいるところです。
最初タイトルを見た時は(作者も富樫先生だし)てっきり平安時代の話と思っていたら、何と舞台は明治初頭の蝦夷地。そこで活躍するのは、九尾の狐を殺生石に封印して生き続ける不死人・今はアイヌからカムイと呼ばれる安倍泰成、和人により家族と仲間を失ったアイヌの若きカップル、土方歳三ら旧幕軍、そして九尾の狐を狙う不死の魔人サン・ジェルマン(その正体は○○○○王)とカリオストロ…と、伝奇者ならば聞いただけでグッとくる設定。
正直、材料の豪華さに比べて、聊か味付けが淡泊な気がしないでもないですが、もうこれだけインパクトがあるネタが揃えば、それだけでおいしく頂けるというもの。まだ半分くらいまでしか読んでいませんが、先が楽しみです。
しかし富樫作品であの時代の蝦夷地を描くということは…と思っていたら、予想通りアイヌが受ける悲惨な扱いの描写が延々と続いて、朝っぱらからずーんと堪えましたよ。
| 固定リンク

コメント
富樫倫太郎の新作ですね。
早速買いに行かねば…
例によって、迷宮の箱絡みになるのでしょうか、楽しみです。
投稿: 柊龍司 | 2004.11.20 09:07