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2005.01.17

艶書屋又十郎 降魔剣膝丸

 元は剣の達人で隠密回りでありながら、今は禄を離れて艶書屋で食いつなぐ又十郎。家主の福右衛門に質草に取られた腰の胴太貫をネタに強請られ、又十郎は彼の回りで次々と起こる猟奇事件の陰で蠢く悪鬼たちを叩き斬る使命を負わされる羽目になるのだった。

 「必殺」+ホラーという印象の連作短編集。「必殺」に超常現象を持ち込んだ作品と言えば、「翔べ!必殺うらごろし」がありますが、あれから少しオカルト分を抜いて、主人公を常人にしたような内容と言えばよいでしょうか(…って、全然違うものになっている気がする)。
 登場する事件の不気味さ、二転三転するひねった展開などは面白いのですが、正直なところ、あまりに内容が陰惨すぎる上に、主人公がさほど強くないため、今ひとつ爽快感に欠けるのが残念なところではあります。

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