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2005.01.20

レッツゴー!忍法帖

http://www.e-oshibai.com/ninpocho/

 ちょうど一年前に上演されていた劇団☆新感線の舞台のDVD。今年一番最初に観たDVDであったりします。

 この作品、いわゆる「ネタもの」というやつで、とにかくおバカなギャグとパロディのオンパレード。髑髏城の七人のような「いのうえ歌舞伎」にもギャグは相当量含まれていますが、あくまでもあれは調味料。こちらは、調味料どころか原材料から全てギャグ。ギャグのためのギャグ、バカのためのバカという、良い意味で頭の悪い作品となっています。

 ストーリー的には「隠し砦の三悪人」の世界に「仮面の忍者赤影」をぶち込んだようなものになっていますが、そんなマジメに分析するなど野暮の骨頂。つまらない理屈はどこかに捨てて、ひたすら頭をカラッポにして楽しむのがこの作品との正しいつきあい方と言えましょう。
 もちろん、この手の作品は、一歩間違えると取り返しのつかないほどスベった代物になりかねないのですが、さすが新感線だけあってその辺りは心配御無用。芸達者なメンバーが集まって、真摯に、それでいて自分たちも大いに楽しみつつ、のびのびとお笑いを演じています。
 役者だけでなく、オープニングアニメ(って、舞台にそんなものがある自体ムチャクチャですが)はタツノコプロが制作していたり、変なところにリキが入っているのがまた愉快。

 個人的には、敵方の地獄谷七人衆のネーミング(無敵闇童子・鳥魔右近・招鬼黒猫・怒鳴吐入道・不動魔愚南無・鋼鉄ふぐり丸・十六夜無明之介)とビジュアルが、あまりにも見事に「仮面の忍者赤影」していて、非常に嬉しくなってしまいました(副音声のオーディオコメンタリーを聴いたら、やはり狙っていた線とのこと)。

 DVDでは、CGで特殊効果が追加されていたりして(雨あられと飛ぶ手裏剣とかキラーンと目が光るとか)、演劇DVDとしてそれはどうなの、と思わないでもないですが、それもまあ、この作品ならば許容範囲。

 本当に、唯一残念なところを挙げれば、この作品をナマの舞台で見れなかったことぐらいでしょうか…と、何だかクサい宣伝文句みたいなことを書いて、一巻の終わり。


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