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2005.02.21

「神州纐纈城」第3巻

 石川賢版「神州纐纈城」、ついに本日最終巻発売!…なのですが、第3巻のレビューをまだ書いていなかったような気がしたのでまずこちらを。
 前巻で原作には登場しない織田信長が登場し、期待と不安を否応なしに高めてくれましたが、案外あっさりと(?)信長は退場。原作の方も順調に消化して、この巻でほぼ原作分のエピソードは終了しています。

 と言っても、そこは原作クラッシャー石川賢、庄三郎は魔人と化して纐纈城に入城し、父の跡を継ぐ様子ですし、遂にその素顔を見せた(!)纐纈城主と甚太郎の決戦は、山本勘助謹製の人力戦車なども巻き込んで、原作テイストの濃厚な今作の中で、従来の石川節全開のアクションを展開していて、実に楽しめました。
 正直なところ、もう少し火柱の主による甲府の地獄絵図をじっくりと描き込んで欲しかった、と思わないでもないですが、そこは作者の考え方でもあるのでしょう。何よりも、主な登場人物一人一人の表情に実に力と迫力が籠もっていて、思わず目を引き寄せられるように感じました。この絵の力こそ、漫画化の収穫の一つでしょう。

 さて残り1巻、原作の軛がなくなったところで、御大が何をやらかすか…実に楽しみです。虚無ったりはしないと思いますが…

 よろしければお願いします


「神州纐纈城」第3巻(石川賢&国枝史郎 講談社ピースKC) Amazon bk1


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