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2005.02.22

「神州纐纈城」第4巻

 2005年春と、やけにアバウトな刊行予定時期が発表されていたために不安だった石川賢版「神州纐纈城」が無事に完結。第3巻までで原作を消化してしまったために、果たして最終巻ではどうなることか…と思いきや、ケン・イシカワイズム大爆発の、かなりテンションの高い作品となっておりました。

 内容的には、一にも二にも、全編これバトルバトルバトル。蒸気駆動メカは出るわ、経とも四字熟語ともつかぬ呪文は出るわと、石川賢ファンならば「来た来た」とニンマリしてしまいそうなノリで、ここしばらく石川賢の豪快なアクションに飢えていたこともあり、大いに堪能させていただきました。
 そして肝心のストーリーの方も、やはり国枝節からは遠く離れたものの、それなりに納得のいく形で完結。纐纈城とは何なのか、何故纐纈城なのか、城主の力の源は、そしてその使命は、といった謎の数々に、石川賢なりの、石川賢らしい一つの解が示されています。
 正直、これまでの展開や過去の石川賢作品に照らせば、ある程度予想の範囲内と言えなくもないのですが、やはり圧倒的にパワー漲る絵と共に見せられると、ウム、と納得するほかありません。
 ラスト、石川賢ファンというか、ダイナミックプロファンにはお馴染みのアレもありますし(?)、少なくとも石川賢ファンが失望するということは決してないでしょう(原作ファンとしては、あるキャラの扱いが最後までぞんざいだったのが残念ではありますが…)。

 何はともあれ、長い間未完であった伝説の伝奇時代劇に、一つの終止符が打たれたということは、実に意義深く、感慨深いことです。相当血なまぐさい作品ではあり、万人にお勧めできるかは微妙かもしれませんが、私にとっては非常に面白く、刺激的な作品でした。

 あと、御大ファンは後書きも必見。終わりの方で吹き出しましたよ。

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