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2005.02.22

影風魔ハヤセ

 「慈恩」「闇千家死末帖」と相次いで連載が終了したばかりの森田信吾の新連載が「イブニング」誌でスタート。今回は戦国時代、それも本能寺の変の直後を舞台とした忍者ものですが…

 何と言いますか、しょっぱなから期待というか不安感というかが的中、いきなり巻頭カラーから1ページ丸々使って「ぐぬ…ううッ」と信長が自分の首カッ切るシーンをドアップで描くカブキぶり。
 その後も、とにかくやりたい放題殺りまくりの一大バイオレンス活劇で、最初っから歯止めなしの森田テイスト溢れる作品となっておりました。

 もっとも、暴力・殺し合いが日常茶飯事だった(って何だかえらい安っぽい表現ですが)戦国時代という舞台背景は、キャラクター同士がガチで殺伐とした死闘を繰り広げる森田時代劇に、意外なほどよく似合っており、少なくとも第一回の今回では、弱い立場の人間が一方的に殺されるということはなく(死ぬのは武士か忍者ですから)、さほど陰惨さを感じませんでした。臓物は相変わらず景気よく飛び出しますが。

 そして、何よりも、「忍者に忍び寄る者」「影の陰」と呼ばれる「玄忍者」という存在が実に伝奇的で面白く、主人公のハヤセを含め全部で3人いるという玄忍者の使命とは果たして何か、本能寺の変との関係は、そしてハヤセは果たして善なのか悪なのか(忍びに善悪云々するのも何ですが)、気になる点楽しみな点ばかりで、まず、掴みとしては成功だと思います。

 しかし「イブニング」ってちゃんと読んだのは初めてですが、「モーニング」と全盛期の「アフタヌーン」を足して二で割ったような雰囲気ですね。…って描いてる面子がそもそもその二誌出身が中心ですが。

 …と、読者コーナー読んでみたら、森田信吾の幼少時のステキエピソードが載っていて吹きました。

 よろしければお願いします


「影風魔ハヤセ」(森田信吾 イブニング連載)

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コメント

三田さんの、興奮が伝わってきます。
面白そうですね。とりあえず、単行本まで待ちますが、禁を破っていまいそうな。
 森田信吾にハズレなしという訳でメジャーになるといいなあ。

投稿: gymnema | 2005.02.22 23:43

はは、ちょっとホメ過ぎたかもしれませんが、忍者ものもなかなかいけてます。物語の全体像はまだ全く見えませんが、よいかんじです。

ちなみに主人公はイケメン(笑)なのですが、かなりダーティーな面もあり、ちょっと森田作品では珍しいタイプかもしれません。

投稿: 三田主水 | 2005.02.23 23:25

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講談社から月2回発刊のイブニング(モーニングともどもホームページは無し)で新連載 [続きを読む]

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