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2005.06.27

闇鍵師と戦国BASARA

 「漫画アクション」誌最新号で連載第3回、2エピソード目にあたる「闇鍵師」ですが、なかなか堅調な展開。今回は、鍵によって厳重に封印された妖刀を持った浪人が、体を売る妻の姿を目撃して(というような生易しいものではないですが)狂気の辻斬りと化すというエピソード。
 まだ第3回でこんなことを言うのは早いかもしれませんが、少なくとも今のところ、画力描写力ともに折り紙付きの漫画家が絵を描いているだけあって、人と人の生の感情のぶつかり合いというものがしっかりと描き出されていて、妖や魔が跳梁する作品に、一定のリアリティを与えているように思えます。
 今回のエピソードは次回で完結のようですが、服部家の頭領が登場したりして、果たしてどう転んでいくかわからない状態で、うまくヒキとなっておりました。
 しかし絡みのシーンよりお琴さんの足占いの方が扇情的に見えるのがすごい。


 一方、今号から全3回の短期集中連載が開始の「戦国BASARA」ですが…微妙、というのが正直なところ。
 信長の御台となる帰蝶(濃姫)が、実は道三に拾われて忍びとして育てられた女だった、という設定はなかなか面白いのですが、後はあんまり…何よりも、元のゲームの最大のウリであるアクションのスタイリッシュさが作品から感じられないのは痛い(ある意味、掲載誌に合っているというのは、皮肉が過ぎますか)。
 あと2回でこの第一印象をどれだけ払拭できるでしょうか。とりあえず最後まで見届けたいと思います。ちなみにこちらで冒頭のページを見ることができます。

 ちなみにゲームの方のネット限定予約特典はしゃもじだそうで…( ゚Д゚)

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コメント

『闇鍵師』いいですよね。
元々あの作者の作品では『勇午』がお気に入りなのですが、それ以上になるかもという気配です。

このまま雑誌が廃刊にならず続くことを祈ります。

投稿: 榎虎次郎 | 2005.07.01 07:55

コメントありがとうございます。
赤名先生の絵柄がここまで時代劇に合うとは嬉しい驚きでしたね(新選組ものも描かれていましたが)
考えてみれば「勇午」も伝奇的ストーリーも多いので、伝奇ものは合っているのかもしれませんね。

投稿: 三田主水 | 2005.07.04 22:49

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