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2005.07.01

ちょっと面白すぎるんですが 「影風魔ハヤセ」

 「イブニング」誌で連載中の森田信吾先生の「影風魔ハヤセ」連載開始時に紹介しましたが、その後もちょっと面白すぎる展開が続いております。
 一ページぶち抜きで首かっきったはずの信長が実は生きていたり、湍以外の二人の影風魔が登場したり(しかもその中の一人のガンファイトが異常すぎ)、本能寺の真犯人たる秀吉はふてぶてしいまでの人間力を感じさせるし、さらに湍と信長の意外な関係が明らかになったりと盛りだくさんなのですが、たった一人でそれら諸々の要素をブッ飛ばすのが明智光秀。

 この作品の明智光秀、とにかく無闇に格好良いのです。本能寺の変ではめられたのを知った直後に吐いた
この俺相手に謀略戦挑むとは……愚かな奴もおったもんだ!!……のう?
などという森田イズム溢れすぎるお言葉は序の口。
戦においてはいかに負けるかも大事と、あえて細川・筒井の援兵を断った上で、自身の身の振り方を問われれば、かつての放浪を思えば自分一人の身の置き所などいくらでもあると、織田随身以前の放浪時代に絡めて格好良さをアピール。

 そして最新号では、山崎の合戦で負けてみせ、落ち延びる途中に通りかかったのが小来栖。正史によればここで光秀は土民に討たれて首を取られるわけですが…
 さすがにこの作品でそれはないだろう、生き延びるのだろうとは思いましたが、そんな予想を遙かに上回る展開が。

 光 秀 素 手 で 土 民 を 皆 殺 し

 いや、さすがに愕然としましたよ。家臣は「噂通りの怪力無双!!」と評していましたが、どこの噂よ!? と突っ込みたくなってしまう凄まじさ。

 正直なところ、あまりのキャラの立ちっぷりに、主役級のインパクトの光秀。一方、信長は何だかほとんど物語におけるヒロインの立ち位置にあって、うかうかしていると湍の立場が全く無くなりそうな雲行きです。
 恐ろしいなあ、明智光秀と森田先生。

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