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2005.09.12

さらば信念の漢 「今週のSAMURAI DEEPER KYO」

 狂もろとも自爆して果てようとするひしぎ。自分たちを作り出した真の壬生一族と先代紅の王に憎悪を抱く彼だったが、ただ親友・吹雪のために命を張ってまで狂を止めようとしていたのだ。しかし、そのひしぎの決意も虚しく狂は倒せず、ひしぎそして吹雪の命はつきようとしていた。が、ひしぎは自らの心臓を吹雪に与えて塵に帰る。そのひしぎの記憶を受け継いだ灯は、彼の非情の仮面の下の情を知るのだった。

 もう次の週入りましたが今週休載らしいのでご勘弁。
 奮闘虚しく、ひしぎ散る。しかしその最後は、ただ死ぬ時を待つだけだった自分に生きる道を与えてくれた親友をかばい、さらに灯に記憶と後事を託し――あえて灯を名前で呼ばず、Noで呼んでいたひしぎの葛藤がラストにわかるのがうまい――文字通り散るという天晴れ漢の死に様でありました。
 まあ、極悪非道に見えた敵キャラが、死の間際になってイイ奴になるというのは少年漫画の定番中の定番ではありますが、しかし、登場して以来一貫して何を考えているかわからない鉄面皮として描かれていたため、前回・今回でようやく描かれた彼の心中は実に印象的で、その所業はとうてい許せるものではないにせよ、それなり納得できる(説得力のある)信念を持った人物として描ききった作者の腕には素直に感心しました。

 ちなみに、上のあらすじには書きませんでしたが、冒頭で久々に時人・アキラ・梵天丸・紅虎が登場。時人の、アキラ・梵天丸に対するツンデレっぷりが凄まじく…とそれはともかく、いよいよ因縁の時人と吹雪の対面が近づいているのでしょうか。

 そしていい加減に狂は空気読め。

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