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2005.11.11

今週の「SAMURAI DEEPER KYO」 その血の涙の理由

 深手を負いつつもサスケの一撃を耐えた鎭明。鎭明の目的――それは、かつて愛し、先代紅の王から救わんとして自ら手にかけた未来視の巫女を甦らせることだった。が、悠久の時は鎭明から彼女の記憶を薄れさせ、彼は徐々に精神を蝕まれていた。そして完全に狂気に陥りサスケに襲いかかる鎭明を断つ幸村の一撃。幸村の小太刀――それはゆやが持っていた村正作の守り刀だった。一方、かつての約束通り先代の前に現れた四方堂。その刃は先代の左胸を貫くが、そこには心臓が存在しなかった。そして先代の刃が彼女を襲う――

 鎭明ついに退場。結構長いつきあいでしたが、吹雪やひしぎとは違った意味で、印象的な退場でした。
 何せ口から出る言葉のどこからどこまでが真実かわからない人物だっただけに、血の涙のことや甦らせようとしていた人物のことはすっかりフェイクだと思っていましたが、(微妙に後付け臭い部分はあるにせよ)きちんと伏線を消化したのには感心しました(というか、ラストムラマサ登場といい、なんだかんだいってこれまで展開された伏線を一つ一つ回収していっているのは大したものだと思います)
 その行動は到底許されるべきものではないにせよ、単なる悪のための悪ではなく、その悪に、狂気にきちんと納得できる理由を持った人物としてきちんと描き出されたのですから、鎭明も以て瞑すべしでしょう。

 …てえか、黒くなったのは最近のことじゃなかったんだな、先代。

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