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2006.01.02

「寛永御前試合」 これぞ夢のオールスター戦

 お正月らしくなんぞ賑やかなお話を…と考えていて思い出したのが「寛永御前試合」。時は寛永15年8月15,16日(この辺は諸説ありますがこの本ではこういう設定ということで)、江戸城吹上御苑で開催された武術者・武芸者のオールスター大決戦であります。

 とにかくこの御前試合、顔ぶれがもの凄い。

竹内加賀之助(真揚流柔術)   vs 渋川伴五郎(渋川流柔術)
山田真龍軒(山田流鎖鎌)    vs 井伊直人(柳生新陰流)・井伊貞女(薙刀)
吉岡又三郎兼房(吉岡流小太刀) vs 毛利玄達(毛利流手裏剣術)
日置民部(日置流弓術)     vs 鷲津七兵衛(鹿島神道流棒術)
大久保彦左衛門         vs 加賀爪甲斐守
荒木又右衛門(柳生新陰流)   vs 宮本無三四(新免二刀流)
浅山一伝斎(一伝流)      vs 伊庭如水軒(心形刀流)
山田伴山(鎖鎌)        vs 土子土呂之助(一羽流)
樋口十三郎(馬庭念流・磯端流) vs 穴沢主殿助(鹿島神道流棒術)
曲垣平九郎(曲垣流馬術)    vs 和佐大八郎(弓術)
羽賀井一心斎          vs 磯端伴蔵(磯端流)
柳生飛騨守(柳生新陰流)    vs 由井民部之助

 メジャーどころマイナーどころ(といっても現在から見て、ということですが)取り混ぜて、空想にしてもよくもまあこれだけのメンバーを…と感心してしまうオールスターキャスト。
 ちなみにこれはまだ良い方(?)で、立川文庫版の「寛永御前試合」ではこれをさらに上回る時代年代無視のドリームマッチで、読んでいて大いに興奮&呆れた記憶があります。

 何はともあれ、一流の達人二人を並べて、さあどっちが強い!? とやりたくなるのはある意味人のサガでありまして、それを紙の上で実現させてしまう人間の想像力って素晴らしいと思います。
 駿河城で開催された御前試合は実に悲惨な結果に終わりましたが、こちらは(えらい政治的決着はあったものの)徳川の天下を言祝ぐめでたいイベント、まずは新年最初に紹介するにふさわしいお話かと。

 なお、寛永御前試合というイベント、色々と面白いネタの宝庫でありまして、前述の立川文庫版も含めて、また稿を改めて紹介したいと考えているところです。


「寛永御前試合」(講談社講談名作文庫)

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