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2006.02.20

「変身忍者嵐」 第01話「猛襲!! 怪魚忍者毒うつぼ」

 その毒煙で、とある村の庄屋屋敷を襲う血車党の化身忍者・毒うつぼ。その場に駆けつけた父・谷の鬼十と共に駆けつけたハヤテは、血車党の姿に強い憤りを覚え、自らも変身忍者にして欲しいと父に願う。自らの生み出した化身忍法が悪用されることを悲しんだ鬼十はそれに応え、ハヤテに術を施すが、骸骨丸に命を奪われる。一方、血車党の動きを探っていた公儀隠密タツマキは、首領・魔神斎の野望を知り、毒うつぼの襲撃を受ける。その前に現れたハヤテは変身忍者嵐に変身、毒うつぼを倒すのだった。

 今日は特撮時代劇ヒーロー紹介。今回は、それなりにメジャーなはずなのに何故か今ひとつ見ている人が少ないように思われる「変身忍者嵐」の第1話を。

○「血車党は狂ってしまった…」。骸骨丸や魔神斎を見ていると元々…

○血車党の平和のために化身忍者を作ったという谷の鬼十。あれをどのように平和利用するつもりだったのか、激しく気になります

○特撮ものの子役にしては妙に演技がうまいカスミ…と思ったら若き日の林寛子さんでした。

○天井に潜んでいるタツマキたちに気付いた魔神斎。床を叩くと、そこからミサイルが天井に向かって発射! …どういう仕組みなんだかわかりませんがとにかく凄い仕掛けだ

○初見参の嵐。この回だけ下半身がもさもさしたバージョンのスーツになってます。こっちの方が鳥っぽくて良かったんだがなあ

○周囲に縄をからみつけて檻を作り相手の動きを封じる、嵐の忍法自在縄。この辺の技をうまく見せていけば、いかにも忍者らしいアクションで面白かったと思いますが。

○ラストのナレーションの一節「果たして嵐は嵐を呼ぶか!?」。ベタですがなかなかうまい

○めちゃくちゃフレンドリーというか子供向けのしゃべりの次回予告。正直、キモいです


 ヒーローものの第1話としてはごく標準的な展開の今回。この時点では、嵐のファイトスタイルにまだ時代劇の味わいがあります。
 しかしハヤテの真っ青な忍者ルックは今の目で見ると(いや、同時期に放映されていた「快傑ライオン丸」の獅子丸の格好と比べても)どうにもこう、正直に言ってチープというか何というか…子供向け時代劇って考えてみれば色々と難しそうですね。


<今回の化身忍者>
毒うつぼ
 忍び装束に、顔と手のみがウツボの姿という異形の忍者。口から人間を溶かす黄色い毒煙を出す。体に巻き付けた巨大ウツボは着脱可能で、相手に投げつけてその動きを封じる。
 美輪明宏みたいな黄色い長髪が気になりますが、忍び装束から怪人の顔と手足が飛び出しているというのは、この作品での敵が単なる怪人ではなく、「忍者」が化身したという設定を体現した見事なデザインだと思います。

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コメント

ケーブルで見た「快傑ライオン丸」がなかなか面白かったのでこちらも見てみましたが、今ひとつでしたね。
1話から登場人物を出しすぎ、変身方法や必殺技の説明がまだるっこしい等、もたついた印象が拭えません。「ライオン丸」がキャラクターや設定をシンプルにしてチャンバラアクションを見せるスタイルなのに較べて盛り込みすぎなのです。個々の要素は面白いし凝っているのにまとめきれずに散漫になってしまったようなかんじです。
シリーズが続くにつれて2度の路線変更をするのもそこらへんが原因という気がします。

投稿: 鱧 | 2009.11.07 23:45

鱧さんこんにちは。
「快傑ライオン丸」もいずれ取り上げるつもりですが(だいぶ先になりますが…)、比較すると色々と面白いですね。

個人的には「嵐」は時代ものの味付けをしたヒーローもの、になってしまっているのが色々と残念なところです。
路線変更は、これはこれで面白いとは思いますが…

投稿: 三田主水 | 2009.11.10 00:30

僕はメインの敵が西洋妖怪になって月の輪が登場する2番目の時期が好きですね。高見山とかの妙なゲストも楽しいし。

当時の東映は「仮面ライダー」の時代劇版を作ろうとしてかなりの意気込みがあったと聞きますが、どこかで歯車が狂ってしまったのかな・・・。
Pプロも「快傑」の後番組の「風雲」では失敗してますし、ヒット作品の受けた要素を制作者自身どこまで自覚できるかというのは難しい問題なんですよね。
「嵐」の一番の問題は裏番組が強力すぎたということに尽きるのかもしれません。

投稿: 鱧 | 2009.11.10 21:18

私も西洋妖怪編が大好きです。変身忍者vs西洋妖怪! 素晴らしい

どの辺りが問題か、というのは色々ありすぎて難しいですが、いずれにせよ、今では実現自体難しい企画でしょうから、それはそれとしてありがたく楽しんでおこうと思います。

投稿: 三田主水 | 2009.11.11 23:20

「仮面ライダー響鬼」で吉野の鬼の鎧を着た朱鬼が登場したシーンを見て「あ!変身忍者嵐だ」と思われた人は多かった事でしょう。登場シーンが短かったのは残念でしたが。
「響鬼」よりも、現代劇で良いから「嵐」をリメイクして欲しかったです。そうすれば「ライオン丸G」との夢の対決に再びなったかもしれないのに、何か残念だし勿体ないです。

平成仮面ライダーシリーズを際限なく続けるよりも、一旦打ち切って、例えば「人造人間キカイダー」シリーズなんか、正しくかつ斬新にリメイクして欲しいですね。

投稿: 特撮コメンテーター | 2010.05.15 07:58

劇場版の魔神斎(じゃないですが)も格好良かったんですがフルボッコで終わってしまいましたね。
まあ、どの作品をやるかは商業的な要因が大きく絡むのでしょうが…最近はその気になれば何でも「仮面ライダー」で通せるような気もします。

投稿: 三田主水 | 2010.05.16 22:41

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