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2006.02.18

「SAMURAI DEEPE KYO」第36巻 十勇士解説もあるよ


 今週はマガジンでの連載はお休みでしたが、その代わりに? コミックスの最新巻が発売。収録されているのは、丁度第283話からの、狂と京四郎の対決がメインに描かれる「「陰」と「陽」」篇の途中…というかクライマックス、狂が復活して黄金色の神風をブッ放すまででした。

 連載で読んでいたときはあまり面白いと思わなかった狂vs京四郎ですが(途中でインサートされるサスケ&幸村vs鎭明は個人的に相当ヒットだったのですが)、こうして単行本でじっくり読んでみると、細かい描写が頑張っていてなかなか面白い。特に序盤戦での、狂の太刀筋を尽く相殺していく京四郎の太刀の描写は、アキラも言っているように、エネルギーとエネルギーのぶつけ合いに終始しているこの漫画のバトルシーンの中ではなかなか珍しい剣戟描写で感心しました。

 さて、毎週毎週この作品のことは採り上げているので、基本的には単行本のことはいちいち採り上げないようにしようと思っていたのですが、今回この第36巻のことを書いたのは、単行本のおまけページで、この巻で勢揃いした真田十勇士の解説記事があるため。
 十勇士ひとりひとりの裏設定…というか経歴を書いたこのコーナー、もちろんこの漫画オリジナルの設定ではあるのですが、かなりの部分「史実」…というか、先行するフィクション(本文中でも名前が挙げられている立川文庫など)を尊重しているのが面白いのです。
 戸沢白雲斎、浅井長政の侍大将、滋野三家、出羽亀田城etc.(最初のお方は別として、って、白雲斎先生がいたのか、この世界観に!)この作品絡みで名前を見るとは、失礼ながら思っていなかったネタばかりで、何だか新鮮な驚きがありましたよ。
 この漫画で初めて十勇士を知った人が、いつか別のところで、この記事の中の言葉を見かけて、「あの時のあれは…」と思ってくれたら、とても楽しいことですね。

 …ところでやっぱり鎌之助は男なんだろうか。幸村のコメントを見るに。


「SAMURAI DEEPER KYO」(上条明峰 講談社週刊少年マガジンKC) Amazon bk1


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コメント

私は鎌之助はずっと男だと思ってましたが、友達から「秋田美人だから女じゃないの?」って言われました。
……秋田美人って言葉は男性には使われないのでしょうか?

投稿: ゆい | 2006.02.24 17:49

うーん、秋田以前に美人はあんまり男性には使わないような…
とはいえ、狂の「秋田美人」は皮肉というか、諧謔っぽい響きがあるのでやっぱり鎌之助は男なんだろうなあと思っています。

投稿: 三田主水 | 2006.02.25 11:24

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