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2006.04.10

「柳生十兵衛七番勝負 島原の乱」 村上十兵衛再び!

 迫力ある剣戟シーンと豪華なゲストで楽しませてくれた「柳生十兵衛七番勝負」の続編「柳生十兵衛七番勝負 島原の乱」がスタートしました。主役・十兵衛を演じるはもちろん村上弘明、今回はタイトルの通り、島原の乱を背景に十兵衛が死闘を繰り広げるという展開の模様です。

 今回十兵衛のライバル(となると思われるの)は、あの荒木又右衛門。鍵屋の辻で首尾良く仇討ちを果たしたものの藤堂家お預かりとなっていた又右衛門ですが、主家を思う心を逆手に取られて罠にかかり、心ならずも悪公家・円条寺業平(杉本哲太)らの反幕の陰謀に荷担することに(この辺りのロジック展開はかなり無茶な気もするのですが、まあ気にしない)。
 又右衛門を演じるのは高嶋政宏。ずいぶん老けたな地獄極楽丸…と失礼なことを感じてしまいましたが、なかなかの貫禄を感じさせる風貌です。何よりも、懊悩の末かつて仇討ちに出立する際に但馬守に与えられた刀をへし折り、決別の証とするシーンの、ほとんど特殊メイク級の鬼気溢れる表情には圧倒されました。「儂は人間を捨てた」などという台詞もあったので、魔界転生するんじゃと心配になりましたよ。
 そして、正月時代劇では又右衛門を演じた村上弘明が、今度は彼と戦う立場になるというのもなかなか面白い話ではあります。

 また、個人的に非常に嬉しいのは、由比富士太郎(若き日の由比正雪!)を演じるのが、和泉元彌ということ。このままフェードアウトしてくのかと心配してましたが、NHKに出れて良かった…じゃなくて、総髪の才子面が非常に似合っていていい感じであります。十兵衛と対決シーンはないのかなあ(いや、島原の乱の頃に斬られちゃ歴史が変わりますが)。
 も一つ、若手役者で一、二を争うくらい忍者の似合う男と思うところの高野八誠演じる青年忍者・大次郎が再登場してくれたのも嬉しいところです。

 何はともあれ、いまやTV時代劇最後の頼みの綱、という観のあるNHKの金曜時代劇改め木曜時代劇。思いっきりチャンチャンバラバラ、痛快にやって欲しいものです。


 しかし博雅、すっかりグレてしまって…いや、杉本哲太の話。


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