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2006.05.21

「最後の忍道」 忍者アクション一つの極


 ちょっと時間ができたので部屋の中を片づけていたら出てきたので久し振りにプレイしてみたこのゲーム。かつて職人芸的ドット絵と難易度の高さでゲーマーを唸らせてきたアイレムの名作忍者アクションゲームです。

 抜忍“月影”が、父を殺した忍者集団に復讐戦を挑むというストーリーの本作、こういう喩えはいかがなものかと自分でも思いますが、雰囲気的にはタイトーの「影の伝説」をちょっとだけ彷彿させるものがありますが(ジャンプ感覚とかジャンプ感覚とか)、内容的にはぐっと洗練されて、忍者もののテイストがダイレクトに伝わってくる作品となっています。

 特に面白いのが武器のシステム。月影は刀・手裏剣・爆竹・鎖鎌の四種類の武器を常時選択可能なのですが、それぞれの性能がきちんと差別化されていて――例えば刀はリーチは短いが敵の攻撃を弾ける、爆竹は連射能力に劣るが破壊力が大きいetc.――一つ一つ使いどころを意識しながらプレイできる、する必要があるのが面白いのです。
 単純に設定上主人公が忍者というだけでなく、実際にゲーム中のアクションとして主人公(=自分)が忍者であることを実感させてくれるのは見事だと思います。

 と、その一方で、冒頭にも書きましたが、その完成度だけでなく、難易度でも語り草となっている本作。僕のプレイしたPCエンジン版には、難易度等が調整されたアレンジモードが収録されていて、かなり簡単になっているはずなのですがそれでも鬼のように難しい。
 特に最終第七面後半の縦穴面はやはり異常。簡単に言えば、主人公が長い長い縦穴の中を自由落下していくのですが、その途中途中で刀を頭上に突き出した敵忍者が待っているという寸法で、空中での主人公の動きにある程度の慣性がかかる本作では、敵の出現位置を覚えていないと絶対クリア不可能という難所であります。PCエンジン版は体力制が採用されているのでまだマシですが、一撃死のアーケード版でここをクリアした方には本当に尊敬します。

 と、そんな年寄りゲーマーの感想はさておき、忍者アクションゲームの一つの極として記憶されるべき本作。PCエンジン版は、出来は良いのですがグラフィックの面でさすがに劣るものがあり、ちょっとそこが勿体ない。最近は、コンシューマ機でのレトロゲーム復刻版発売が続いていますので、本作も復活してくれないかなァとひそかに祈っています。


「最後の忍道」(アイレム PCエンジンソフト) Amazon

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