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2006.05.26

妄想企画 石川賢・画「妖星伝」

 以前から、「神州纐纈城」も見事(?)漫画化したわけだし、次に石川賢が原作付コミックを描くとしたら何がいいかなー」と、頭に深刻な欠陥がある人特有の妄想にふけっていて、思いついたのが半村良先生の名作「妖星伝」
 その時このネタで一つエントリ書こうと思ったのですが、さすがになぁ…と思って封印していましたが、ある意味先を越されたので書きます、石川賢・画「妖星伝」はこうなる。
 当然のことながら「妖星伝」と、石川賢の某作品に関するネタバレが大量に含まれていますので、お気をつけ下さい。読んだ後に後悔しない人だけ読んでくださいね。色々な意味で。

○時は18世紀中頃。太古からその血を受け継ぐ異能者集団・鬼道衆は、外道皇帝と黄金城を求め、因陀羅の信三郎に率いられる反主流派と、宮毘羅の日天に率いられる主流派に別れて相争うことになります(この辺、原作とあんまり変わらないので略)。それはもう、「ドワォ」とか「ムン!」とか「○○○かぁ~!」とかそういう感じで。

○もちろん鬼道衆はフリーキーでバイオレンスな連中です。でも作者の資質上エロはちょっと…です(艶笑話はいいんだけどな…ってなんの話だ)。巻頭の扉絵にキャラはたくさん登場しますが、本編には出てこないor微妙に姿が変わっています。鬼道衆は色々登場しますが、一般人でロクに戦えやしねえ桜井俊策や栗山定十郎はチョイ役です。お幾さんは信三郎の許嫁にしときます。あと、殺人鬼の石川光之介が原作以上に大活躍。

○そして色々と「ドワォ」(超省略)の果てにして黄金城に入城した信三郎・日天たち。が、そこで鬼道衆の記憶装置・カタリにより、彼らは自分たちの真の敵の正体を知ることになります。かつて宇宙の果てで外道皇帝が死闘を繰り広げ、その果てに地球に漂着することとなった敵…それは、意志を持った時間、であった。

○そして時をほぼ同じくして、鬼道衆の戦いが生んだ強大なエネルギーを察知して、地球に到達する意志を持った時間の細胞?の一つ。その強大な力の前に、次々と鬼道衆は倒されていきます。蛇丸と朧丸のブラックホール自爆攻撃も効かず、遂に日天までもが倒されてしまったそのとき――

○信三郎が凄まじい力を見せ、「意志を持った時間」を圧倒します。そして彼の中で目覚めた外道皇帝の記憶。地球に辿り着いた外道皇帝は、ある目的で地球の進化に介入し、地球を生物が溢れる星、生命同士が互いに啖いあう妖星へと変えたのでした――意志を持った時間に打ち勝つため、進化を武器とするために!

○覚醒した信三郎は、意志を持った時間を粉砕。そしてさらに進化した鬼道衆の血を残すため、呆然とした田沼意次を残し、お幾と共に何処かに去っていくのでした

○…そして遙かな未来の荒廃した地球。エスパーとして生まれた鬼道衆の子孫たちは、遂に始まった意志を持った時間の決戦に参戦すべく、遂に霊船を起動させる! 「いくぞ!」


 …ってこれ「虚無戦史MIROKU」じゃねえかバカヤロウ!

 と、セルフツッコミせざるを得ないほどの、原作を知っている方には途中でオチがバレバレ、原作を知らない方には何のことだか全くわからない上に重大なネタバレかましやがってこの野郎! と怒られそうな妄想話でありました。

 まあ(よく考えたら以前にもこのネタを日記でちょっと書いたのですが)真面目な話、「MIROKU」は上記の通り(?)、ほぼ間違いなく「妖星伝」の影響を受けて描かれていると思うのですね(もしかしてオフィシャルに言及していたりするのかしらん。「幻魔」の影響は聞いた頃ありますが)。しかしある意味作品の最もキモである「進化」の扱いが正反対となっている辺り、両作者の資質・方向性の違いがこれ以上ないくらいくっきりと顕れていて、非常に面白いな、と思っているところであります。

 …いや、本当に悪かった。ごめんなさい。あと、石川賢に「ですます」調は本当に似合わないとわかった。

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コメント

 イシカワ化は、

「忍者」「空間」「同化」「超越存在」「異世界」
「爆発」「宇宙」 「不死身」「重火器」「日本刀」
「グルグル目」「蟲」「木製蒸気」 「ぐわ!」
「グハハハハハ!」「女性キャラが萌えない」
「増殖」「サイボーグ」「そうだったのか」
「俺達の戦いはこれからだ!」

 辺りをフォーマットにすればいいので、
変換がえれー楽で砂。
あと、原作を知らなくても、どうせ最初から
全然違うものになるので無問題、というのも
大きいトコですのう。

 妖星伝については未読ですが、
知人に「そのうち、そこに行き着く」とか
言われてるので、まあ、自然に任せるかなあと。

 なお、例のイシカワ化については人様のサイトで
ちょいとやり過ぎた感があるので、
次以降はmixiでの日記オンリーになりますかねー。

投稿: 神無月久音 | 2006.05.27 13:22

あー、「妖星伝」をご覧になる前に読んでしまいましたか…
真面目な話、「MIROKU」と「魔空八犬伝」(これはちょっとですが)のベースになっている分も確かにありますので、機会があったらぜひ。

あと、「ラストに巨大ロボ」も加えておいて下さい<イシカワ化

イシカワ化は面白いし慣れれば(?)色々考えつくのですが、それだけに頼りすぎないようにしようと思っています(笑)

投稿: 三田主水 | 2006.05.29 00:06

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