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2006.07.14

「戦国忍法秘録 五右衛門」第一回 石川イズム爆発

 全国の石川賢ファン(というかジャンキー)が一日千秋の思いで待ちこがれていた新作「戦国忍法秘録 五右衛門」が、「コミック乱ツインズ」誌の今月号から連載開始となりました。
 戦国です。忍法です。石川五右衛門です。敵は信長です。というわけで、否応なしに期待は高まるわけですが…

 いや、久々に石川賢らしいバイオレンス主人公を見た気分です。舞台は天正伊賀の乱、伊賀軍vs織田軍の殺戮戦の最中という、ある意味説明無用の世界。背景事情の説明もキャラクター設定も見ればわかる! とばかりにとにかく主人公の暴れっぷりを前面に押し出して見せたのは大正解でしょう。まずは石川イズム爆発だったかと思います。

 その五右衛門、鎧の上に陣羽織(…なんだけどドテラにしか見えないのがラブリー)、首元にはボロ布を巻いて、手には双頭の狼牙棒を持った見るからに豪快なビジュアル。登場するやいなや当たるを幸い薙ぎ倒し、ほとんどイシカワ無双状態ですが…この後はなかなかインパクトのある展開の連続なので、実際の作品をどうぞ。
 それにしても、何でケン・イシカワキャラって「わし」「~じゃ!」って台詞回しが似合うんですかねえ(いや、「極道兵器」の岩鬼将造のインパクトが強すぎるだけなのだろうとは思いますが)。

 もちろん、そんな五右衛門の暴れっぷりを描く一方で、織田軍えの草でありながらも裏切った伊賀忍者の存在や、単なる敵対勢力の掃討以上の理由をもって伊賀を攻めた信長の思惑など、今後のストーリーのおそらく軸となる部分もぬかりなく描いてあるのは、前作「武蔵伝」で読者を唸らせたストーリーテラーとしての手腕かと思います。

 そして今月号のラストは、織田軍の追撃から逃れて馬もろとも谷底に落下しながら歌舞伎チックな見得を切るという(すげぇ、あの五右衛門落ちながら見栄切ってる…)豪快な〆で次号に続く。次号は表紙&巻頭カラーということで、雑誌の方の期待の大きさもうかがえます。
 まだタイトルにある「忍法」らしい「忍法」は登場していませんが、思いっきり期待しますよ。とんでもない奴を。


 ちなみに最近はすっかり普通の時代劇画雑誌になってしまった感のある「コミック乱ツインズ」誌ですが、岡村賢二の「真田十勇士」と中山昌亮の「泣く侍」はいいですね。前者は実にイイ忍者バトルでしたし、後者は救いようのない黒さが素晴らしい(あとあの覆面(?)のビジュアル)。

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» 「泣く侍」がイイ [重明の北日記2・曝業篇]
前にも書きましたが、リイド社の「乱 TWINS」買ってます。 石川賢の「武蔵伝」が終わったと思ったら「石川五右衛門」が始まってしまいました…何この最終回風味。 まあ五右衛門はこれからですが、他の連載では「天涯の武士〜幕臣 小栗上野介」とか「食キング!」の土山しげるセンセの「忠臣蔵」とかも地味に楽しみに読んでます。(さいとうたかを御大の梅安は別格として。) その中でも一番気になってコミックス出たら買... [続きを読む]

受信: 2006.08.25 14:56

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