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2006.08.16

「戦国忍法秘録 五右衛門」第二回 物語は一気に伝奇世界へ

 さて、連載第二回の「戦国忍法秘録 五右衛門」、いきなり表紙&巻頭カラーと破格の扱いですが、それに応えるだけのテンションの高さとスケールの大きさがあって今回も実に楽しい展開となっていました。

 信長暗殺に失敗して服部半蔵ら伊賀の残党と合流した五右衛門は、信長の目的が単なる侵略ではなく、ある物を奪うためと長老から知らされます。
 それは、何処でどう戦えば勝てるか、“刻”が読めるという「忍法天下取り」の秘巻。これこそは刻読みの一族が残した「万龍眼宙秘録」なる巻物であり――そして信長の耳にその存在を吹き込んだ裏切り者の名は…伊賀の五宝猿、今の名を羽柴藤吉郎秀吉!

 いや、この情報が語られるのは、分量にしてみればわずか二、三ページなのですが、それまでは「時代アクション」だった作品がここで一気に「伝奇時代アクション」になったわけで、この飛ばしぶりは全くもって見事としか言いようがありません(「刻読み」なる不穏なワードも登場したので、「超伝奇時代アクション」になるのも間近かもしれません)。

 そしてその直後に襲来する信長配下の忍者(?)雀丸。ビジュアル的には天草四郎か霧隠才蔵かという典型的な石川美形顔ですが、操るのは無数の鳥でもって相手を襲わせるという、柳生忍群にいたねそんな人的な術ですが、とにかく長老たちに肉薄、彼らが隠していた秘巻の一つを奪取!? というところで五右衛門の破天荒な反撃。石川賢と言えば大爆発を忘れちゃなんねえとばかりに豪快な爆発シーンで以下次号。

 第二話の段階でかなり情報が出てきたような印象で、またそんなに長くない連載なのかなと思ったりもしますが、忍法秘巻の争奪戦という実に定番ながら熱い設定に、忍法! 爆発! と石川節バリバリで、ここは難しいことは考えずにこの先の展開を大いに楽しみにするとします。


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