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2006.08.22

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 …そして三つ目

 お盆休みで一週空いた今週の「Y十M」、何のために前回引いたのか、あっさりと正体を明かされた謎の御坊は沢庵様(むしろ、誰も謎とは思っていませんでしたが)。静かな静かな「喝」の一言と共に手をさしのべるだけで、あれだけ荒れていた天丸を鎮めてしまったのはただ見事。

 さて、先週の動きを見た後では、言われないとわかりませんでしたが、天丸自身も相当の深手で、余命幾ばくもない状態。そんな天丸に対して、このままでは地獄に落ちるだけ、自ら清めさせて成仏させてやろうと沢庵は語りますが…

 さて、舞台は変わって江戸の加藤屋敷。逃げ支度…いや、遅れた参勤交代の準備で騒然とする中、戻らない丈之進に苛立ちを隠せない明成ですが――と、ここで明成の正室と、子(の名前。また微妙にフォローを入れてきたのかな)が登場。ああ、このオヤジにもちゃんと妻子がいたんだ…と変なところで感心してしまいました。特に正室の方は、側室の印象が強烈だっただけに(と微妙にネタばれ)。にしても、こんな既知外の家族というのはどんな気持ちなのか…正室の微妙な表情を見て、少し同情。

 そして、そんな最中に静かに帰ってきた天丸。その口には、何かの包みが下げられていますが…と、大抵の人が予想していたと思いますが、その包みは丈之進の生首、しかも口には「蛇ノ目は四つ」と犯行声明まで…成仏させてやると言いつつ、愛犬に、惨殺された飼い主の首を運ばせるとはどういう猟奇殺人犯ですか。沢庵は天丸にひどいことしたよね(´・ω・`)
 それはともかく、七本槍もついに三本までが打ち砕かれたわけで――と、ここまで毎回騒いできてなんですが、個人的に言わせていただければ、「柳生忍法帖」という物語はここまでがいわば序章(「魔界転生」で言えば、魔界衆が集結した辺りでしょうか)。
 舞台を江戸から敵地・会津に移し、敵味方総力を挙げて始める攻防戦にこそ、本作の醍醐味がっ!(って、もしかして十兵衛たちは明成が会津に帰るのを知らないってことは…)

 というわけでいよいよこれからがいいところなんですが、残念なことに来週はお休み。先週も休んだのに、ねえ。


 …にしても「Y十M」の感想、書く人によって目の付け所が違っていて(当たり前ではありますが)面白いですね。

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