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2006.09.02

「獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇」第二話 「旅立ち」

 狼牙の首にかけた術により、宝玉が獣兵衛に託されたことを知った鬼門衆の頭領・無風は、猫目ら三人の忍者を獣兵衛に向かわせる。その獣兵衛は宝玉を渡すべく、光の巫女、実はしぐれを探していたが、彼女は里の壊滅のショックから一人あてどもなく彷徨っていた。山中で出会った小狡い若者・つぶて共々野武士の群れに襲われたしぐれは、謎の雲水・濁庵に救われるが、そこに里を襲ったカラクリ戦車が再び襲いかかる。その頃、獣兵衛は廃墟と化した宿場町で猫目らの襲撃を受けるがこれを一蹴。濁庵たちも地形を活かした策でカラクリ戦車を自滅させる。そして、里に何かあった際には柳生に行けという言葉を思い出したしぐれは、濁庵らと共に旅に出るのだった。

 「獣兵衛忍風帖<龍宝玉篇>」の不定期紹介・第二話。第一話と合わせてキャラクター・基本設定の紹介篇と言うべきエピソードであり、ここでレギュラーキャラクターがほぼ出揃うことになります。
 宝玉を渡すために光の巫女を探す獣兵衛(口では色々言いつつも、死に行く男から託された物を無碍に出来ないというのが、お約束とはいえ良い感じ)に、柳生の里に向かうこととなるしぐれと、その同行者としてつぶてと、数少ないオリジナルからの登場人物である濁庵。宝玉を奪還し、光の巫女を守ろうとするヒルコ忍群に、その両者が合わさることにより判明するヒルコの財宝を狙う鬼門衆。
 これから先、三つ巴、四つ巴になりつつ冒険の旅を繰り広げていくこととなる各勢力の登場と、そのそれぞれの目的の提示が、第二話の段階で比較的分かり易い形で描き出されるのは、登場人物が多様に、そして物語が複雑に展開していくことの多い伝奇ものとしては、全十三回という比較的短期のシリーズとしてある意味当然とはいえ、ありがたいことではあります。

 と、わかったようなことを書いてみたものの、ストーリー的には相当シンプルなので、あとはあんまり語ることもなくて――
 基本的には毎回登場する、非っ常に個性的なビジュアルと能力を持った怪忍者について触れようかと思ったのですが、この第二話ではかなりあっさりと獣兵衛が倒してしまうのでちょっと印象が薄かったですしねえ(ヒルコ側の三人のうちの一人、シビトのビジュアルはあり得ないくらい気持ち悪くてインパクトあるのですが、飛ばしすぎてちょっとなあ…ですし、あり得ないくらい弱かったのが困る)。第一話での、ほとんどTV版の「仮面の忍者赤影」的な暴れぶりが印象的だったカラクリ戦車も、チョコチョコとしたカラクリギミックは面白かったものの、これまたあっさりと倒されてしまったのが残念でありました。

 しかし、番組放映時の公式サイトを保存していなかったのが悔やまれる…


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