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2006.09.06

「獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇」第三話 「邪恋慟哭」

 柳生の里に向かうこととなったしぐれ一行だが、濁庵は腕利きの用心棒として獣兵衛を探す。その獣兵衛もまた、厄介事ばかり引き寄せる宝玉を早く渡してしまおうとしぐれを探していた。と、しぐれ一行に襲いかかる鬼門衆・邪視。その場に駆けつけた獣兵衛は邪視と対決、しぐれたちを逃がすが、その前に、ヒルコ忍群の射千玉を退けた鬼門衆の女・煉獄が立ち塞がる。奇怪な幻覚を見せる邪視の技に苦戦する獣兵衛だが、術を見切って逆転。邪視の姉であった煉獄が動揺する間に、獣兵衛ら一行は先を急ぐのだった。

 早くも合流した獣兵衛としぐれ一行。宝玉もしぐれに渡して、はい獣兵衛お役御免、とは当然ならないわけですがそれはまあ先の話。
 今回登場した敵忍者・邪視はなかなかの強敵。これまで圧倒的な強さで一撃必殺だった獣兵衛と真っ正面からチャンチャンバラバラ演じ、一度は獣兵衛をダウンさせます。このチャンバラシーン、日本刀の描写がいまいちヤバい所もありましたが、シルエットで剣戟を見せるなどして、なかなかいい感じに仕上がっていたかと思います。
 が、一度は獣兵衛を破ったこの邪視の瞳術を、二度目の対決で獣兵衛がどうやって破ったのかがわかりにくかったのが残念――というかこれはマズい気が。トリッキーな技を操る相手を、正当派の(敵に比べれば)剣術体術で如何に倒すか、というのが醍醐味かと思うのですが…

 一方、濁庵はなかなか「らしい」活躍。前回も戦力的には反則クラスのカラクリ戦車をあっさりと罠にはめて倒しましたが、今回も空蝉の術&豪快な火術で、煉獄を爆破…とまではいきませんが、ヒルコ・鬼門はもちろんのこと、獣兵衛ともまた異なる忍者の戦い方を見せてくれていて好感が持てます。

 さて、大きなストーリーとして見ていてそろそろ気になってきたのは、ヒルコと鬼門の忍法の切り分けが今ひとつ不明確なこと。いや、例えば「甲賀忍法帖」で伊賀と甲賀の忍法が、人目でどちらかとわかるくらい区別されていたかと言えばもちろんNoなのですが、様々な勢力が入り乱れる本作においては、その辺りはきっちり色分けしておく必要はあったのではないかな、と今更ながらに感じます。
 もちろん、ここまでの描写だと鬼門はカラクリ系、ヒルコはミュータント・バイオ系と何となくわかるのですが、第一話に登場した鬼門のうぶめはどう見てもバイオ系でしたしね。
 まあ、区別があまりはっきりしていない理由はなくもないわけですが…


 …あ、どの辺りが「邪恋慟哭」だったんだろう。ラストの煉獄の慟哭のこと、なのでしょうけれども――


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