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2006.09.05

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 敵も味方も性格悪し?

 さて一週おいた今週の「Y十M 柳生忍法帖」、内容的にはほとんど江戸編のエピローグ&中編のプロローグという、中継ぎ状態のお話なのでなかなか感想を書きにくいものがあります。
 とりあえず展開としては、沢庵から十兵衛に対して、明成の国入りが語られ、十兵衛はこれを追撃することを決意。さらに、沢庵様まで同行すると言い出します。一方丈之進の猟奇惨殺死体に騒然となった加藤屋敷では、そのまま会津に向けて大名行列が出発することとなります。どちらにとっても命懸けの道中双六のはじまりはじまり――といったところでしょうか。

 基本的に会話のみで淡々とストーリーが展開していくので、上記の通り感想は書きにくいのですが、印象に残ったのは敵味方の(いい意味での)性格の悪さでした。会津に事実上逃走する明成一派を追いかけて追いつめてやろうとニヤニヤしている十兵衛。そして丈之進の生首を会津土産にするかと明成にタチの悪い嫌みを言う銀四郎。どちらもイジメられるのは明成で、自業自得とはいえ、ちょっとだけ同情…しないか、やっぱり。
 しかし十兵衛先生、この時点では、その後の会津での血で血を洗う一大攻防戦など流石に予想していなかったんだろうなあ…

 細かいところでは、明成方の口に上る形で久々に芦名銅伯が登場。本格登場はまだ先ですが、さて、どのような登場シーンとなりますか、今から期待。
 また、妙にインパクトがあったのは、丈之進の生首を前に、大仰なアクションで問いかける鷲ノ巣廉助さんの姿。いやもう大の男が暑苦しいことこの上ないのですが、(いい加減しつこくて申し訳ありませんが)、この辺りの動きと科白回し、橋本じゅんさんが演じている姿を思い浮かべると、もう…

 最後に一つ、今週で遂に忠犬天丸も天に召されました。主人が主人だったおかげで色々と大変だったかと思いますが、君が主人よりも役に立ったのは読者みんなが知っている。以て瞑すべし。

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