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2006.09.12

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 七人坊主初見参

 さて、道中編(仮称)に突入の「Y十M 柳生忍法帖」、道中の般若面テロを警戒して四本槍は右往左往…いや東奔西走。普通の参勤交代の大名行列ですら、差配役は非常に神経を使ったようですが、急の出立の上に、いつどこから出てくるかわからぬ般若面の襲撃を警戒しての道中は、さぞやキツいものとなるでしょう。この辺り、スタートの時点でまず十兵衛先生の作戦勝ち、という印象があります。

 と、さらにゆさぶりをかけるように、明成が宿泊予定の本陣の屋根には、鬼瓦ならぬ般若瓦が。虹七郎に睨まれた本陣の人々こそいい面の皮ですが、このくらいの犠牲(?)で明成方を焦らせればまずは作戦成功。この辺り、描かれてはいませんが、十兵衛先生は大いにニヤニヤしながら仕込んだことでありましょう。

 一方、沢庵和尚は七人の雲水を連れて旅の途中。怪しい坊主、と見ての銀四郎の誰何に、にこやかな顔を見せたのは、沢庵と四人の坊さん、これは紛れもなく男。が、残る三人があからさまに怪しい…とさらに迫る銀四郎ですが、そこに般若瓦発見の急報が届き、慌てて本陣に向かうことに。これは思わぬ追加効果でありました。

 結局、残る三人はお千絵・お笛・さくらだったわけですが(銀四郎の場合、あれだ、さくらの存在を感じ取ったに違いあるまいよ(勝手に断言))、個人的にはそんなことよりも遂に遂に沢庵七人坊主(今回はまず四人)の登場が嬉しい。沢庵和尚のお弟子さんたちであるこのお坊様たち、ビジュアル的に本当にごく普通の人たちですが、中身も本当に普通の人たち。その普通人がこの先の物語で、如何なる役割を果たすか、請うご期待、というところです。

 しかし敵方が般若瓦トラップに過剰反応してくれたから運良く切り抜けられたようなものの、確かにここでお千絵たちの存在がバレたら全ては水の泡になりかねなかったわけで、この辺り些か計画が杜撰だったような気もしますが、しかし七人坊主の存在を考えると、意外とここで戦っても銀四郎討ち取れたかもしれないなあ(微妙にネタバレチックな妄想)。

 と先がますます楽しみになったところですが、なんと、作者急病につき来週から二週間連続で休載とな!? 本当にご病気なのか…。しかも来週は「喧嘩商売」まで休載とはなあ。

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