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2006.10.17

「BRAVE10」連載開始 新生十勇士伝説始動!

 「コミックフラッパー」誌の11月号から、霜月かいり氏の戦国アクション漫画「BRAVE10」の連載が開始されました。「戦国」で「BRAVE」で「10」とくれば、そう、真田十勇士――というわけで、真田十勇士好きとしては当然見逃しにすることはできぬと読んでみましたが、これがなかなか先行きが楽しみな作品でありました。

 物語の発端は出雲から。謎の忍者群の襲撃を受け、炎に包まれる神社から神主の犠牲で逃げ延びた巫女・伊佐那海は、神主の真田幸村を頼れという言葉に従い、一人信州上田を目指します。その途中で出会ったのは伊賀にその人ありと知られた誇り高き天才忍者・霧隠才蔵(でも無職で行き倒れ)。伊佐那海への追っ手を蹴散らし、蕎麦をおごってもらった行き掛かりから彼女に同行することになった才蔵ですが、いざ上田城に近づいたところで立ちふさがったのは、真田忍群を指揮する甲賀忍者・猿飛佐助。
 腕前は才蔵と互角ながら、伊賀者を毛嫌いする佐助と才蔵は早速激突、さらにようやく対面した真田幸村は柄の悪い上にあっさりと伊佐那海への助力を拒否して、上田城を飛び出した二人ですが…もちろん幸村には彼なりの考えがあって――そして十勇士のうち、三人が集結! というところまでが第一回。

 読んでいて、あれ、才蔵・佐助はいいとして、あと一人は…と一瞬考えてしまいましたが「伊佐」那海なんですね。面白い!
(と、よく見ると、どちらかわからないけれど「六郎」(たぶん望月)もちょっと顔を出していましたが)

 作者の霜月氏は、つい先頃まで「戦国BASARA」のコミカライズを担当されていましたが、この作品の主人公の一人は真田幸村(佐助も登場)。そのすぐ後にまた幸村たちが登場する作品というのは――BASARAは原作つきで既にキャラ設定があったとはいえ――キャラの割り切り・切り替えが大変なのではないかな、と失礼な心配をしてしまいましたが、それは全くの杞憂。柄が悪くて喰わせものという、ちょっとひねくれたユニークな幸村像は、これからの十勇士たちへの主君ぶりが期待できそうです。
 絵柄的にアクションがちょっと見にくいかな? という気もしないでもないですが、一つ一つの動きのキメ方がなかなか格好良く(特に、才蔵が敵の忍びの鎖で動きを封じられてからの脱出シーンの格好良さは異常)、こちらも期待して良さそうです。

 真田十勇士ものの醍醐味といえば、十勇士が一人一人集結していく過程ですが、まず間違いなく一筋縄ではいかない連中であろう本作の十勇士が、どのように登場し、どのように「勇士」となっていくのか、これは楽しみです。
 ちなみに、扉絵をよく見ると、色々な意味でじっくりと見づらい場所に本作での十勇士のローマ字表記があったりして…(穴山小助も女性なのかな?)


 ここからは雑誌に関する蛇足。フラッパー誌、今までは特に買っていなかったのですが、今回はこの「BRAVE10」をじっくり読みたかったのと、先日時代小説オフ会でご一緒した環望先生の漫画も連載しているし(ダメなオタ特有の勝手な理由)と、11月号はちゃんと買ったのですが、よく考えてみるとかなり面白いですね。「二十面相の娘」や「キングゲイナー」も連載しているし、何と言っても「殿といっしょ」が連載されてるしな!
 この戦国四コマにも幸村が登場しているのですが、これがまた親父(昌幸)ともどもとんでもないキャラで…今回登場(?)した猿飛サスケの正体の人には、心から同情いたします。

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