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2006.10.21

「幕末機関説 いろはにほへと」 第二話「地割剣嗤う」

 さてぼやぼやしているうちに第三話の配信が始まってしまった「幕末機関説 いろはにほへと」。あわてて第二回の紹介と感想をば。
 今回のメインとなるのは、赫乃丈一座による仇敵・針尾玄藩への復讐劇。ヒロインであろう遊山赫乃丈の戦う理由だけあって、この仇討ちが第二話の時点で成就してしまうのはちょっと意外、というところでしたが、玄藩は所詮走狗ということで、赫乃丈の両親の殺害を背後で命じた者が真の仇としているのでしょう(誰かは一目瞭然な気もしますが…)。

 さて、その玄藩が使う技が、今回の題名にも登場する地割剣。その刀を大地に突き刺して…ってこれは無明逆流れ!? と驚いた次の瞬間繰り出された技は、むしろビジュアル的には「サムライスピリッツ」の柳生十兵衛の喝咄水月刀。要するに地を奔る衝撃波という飛び道具でありました。
 前回の感想に書いたように、リアルなチャンバラシーンを十分期待できる本作ですが、そこでいきなり超人剣豪バトルになってしまったので、ちょっと面食らってしまいました。基本的には私は超人剣豪バトルも大好き、むしろ大いにおやんなさい、というくらいですが、(すくなくともチャンバラシーンにおいては)方向性的にリアル路線を行くかと思っていた本作で、いきなりの「必殺技」の登場は、どうなのかなと思ってしまったというのが正直なところであります。

 とはいえ、押さえるべきところはきちんと押さえているのはさすがというべきところ。最初の対決で地割剣の弱点を見切った耀次郎の策で、水場に玄藩を誘い込んでの決戦は、常識外れの技に物理法則で挑むというシチュエーションが面白く、また、それにより、赫乃丈に迫る剣を耀次郎が背中越しの水の盾で防ぐという形で二人が大接近するというシーンに繋がっていく演出の妙に感心させられました。何よりも、幕末をイメージさせる美しいメインテーマをバックに繰り広げられる戦いはなかなかに見応えがあったかと思います。

 時代ものという点でいえば、もう少し河井継之助のガトリング砲は引っぱってもよかったようにも思いますが、それはこちらの勝手な期待だったので、あれこれ言うことではないでしょう。そういう意味では、覇者の首に絡んでトーマス・グラバーが登場したのが嬉しく、これからどのように物語に絡んでくるかに期待したいと思います。


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