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2006.10.08

今週の「Y十M 柳生忍法帖」と単行本第五巻

 月曜日がお休みにつき土曜日に見参した今週の「Y十M 柳生忍法帖」。般若面一つに翻弄される七本槍ですが、そのうちの一人・漆戸虹七郎が街道を馬で行くうちに目に留めた怪しの雲水たちでしたが――何といきなり立ち小便を開始。

 なるほど、これならば雲水たち(の一部)が男であることは間違いなし、まさか男以外が混じっているかどうか近寄って確かめようとも思わないわけで(この辺り、比較的良識派の虹七郎が相手で助かった面はあるかもしれませんが)、これは奇策ながら見事に作戦勝ち。説明されなくても、この作戦を立てたのは十兵衛先生なんだろうなあ、と一発でわかってしまうのが愉快です。
 そして一見暢気にこの先のことを語り合う十兵衛と沢庵七人坊主のうち三人。しかしこの会話のうち、一方の言葉は嘘となり、一方の言葉は真実となってしまうのですが…

 一方、地道な嫌がらせにまんまとはまった明成は神経衰弱状態に。大変なのはバカ殿に振り回される七本槍ですが(三人減って四本槍だからそれだけ手も足りなくなってますしね)、ここでロクでもないことを思いついたは銀四郎。ここで女を差し出すにしくはなしと、外道が目を付けたのは本陣の娘で額の黒子が印象的なおとねさんですが――というところで以下次号。ああ、かわいそうに…


 さて、これとほぼ時を同じくして、単行本最新第五巻が発売されました。収録されているのは第三十一話「水の墓場(三)」から第四十話「北帰行」まで。けっこう仮面の大どんでん返しから、連載つい二回前までの七人坊主(のうち四人)の初登場まで。
 この間のエピソード、冷静に考えると十兵衛先生がほとんど活躍していないのですが、それでも十分に、いやそれを読んでいる間気付かせないのは、それだけ物語が盛り上がると共に、十兵衛以外のキャラがどんどん立ってきたということなのでしょう。
 それにしても――何度読んでも、二対一で勝ち誇る→エロ妄想→いきなり斜め上方から串刺し の丈之進(自分が)即死コンボは笑えます。

 ちなみに毎回異なる表紙のほりにょは、今回はさくらさん。個人的には、銀四郎と因縁が用意されていそうなキャラなので、ちょっと早いかな…と思いますが、「裸身」「裸身」とオビでも背表紙でも連呼されてしまったほどの大活躍を見せたことですし、これはこれで妥当なのかもしれません(と、こんな感じでいかがでしょうかケイトさま)。
 個人的にこの巻で一番活躍した女性は千姫様ではないかと思いますが…いやもうほんとうに。


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