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2006.12.17

「新時代劇アクション 羅刹の剣」(再録)

 時は天明期、幕府御用金を載せた船の失踪、生死人の出没、奇怪な妖虫の跳梁など、某藩を巡って次々と発生する怪事に、放浪の剣士・小太郎と幕府の女隠密・りんが立ち向かうというアクションアドベンチャーです。別名「ブシドーハザード」(命名:私)。

 要するにゾンビとチャンバラなわけで、こう書くと非常に安直な印象を受けるけれども、いざプレイしてみると、銃で遠距離から攻撃するバイオハザードなどと違い、間合いを測って近づき、相手の攻撃を防ぎつつ斬りかかるというスタイルとなっていて、かなりプレイ感覚は異なります。基本的に相手の攻撃はほとんど防御できるので、防御しながら近づいてバッサリとか、相手に一撃加えてすぐさま反撃を防御、というように攻撃と防御のキャッチボールがあるのが面白いのです。

 もっともストーリーが章立てになっているためにブツ切り感が生じてしまう点や、体力制にもかかわらず一発死のトラップがある点(1,2ヶ所ですが…)、一度出会った敵からは逃れられず、必ず倒さなくてはならない点など、不満点も色々あります。
 特に最後の点は、敵との余計な戦いを避けつつ先に進むことが出来ないため、著しくゲームのスピード感を削いでいるのが残念なところ。せめて隠密であるりんぐらいは、「天誅」(コナミだから「メタルギア」と言うべきでしょうか)チックなプレイを出来るようにしてあれば、キャラのプレイスタイルの差別化も出来て面白かったのではないかと思います。

 とはいえ、それ以外の点はなかなかに面白いゲームで、謎解き要素は少な目でサクサク進めていくことができますし、一本のストーリーを二人の主人公により両面から見ていくことが出来るというのも楽しい点。
 全体としてのプレイ時間も短めなので(その代わり両方の主人公でクリアしないと真のエンディングは見れませんが)、気楽に楽しむことができます。豪勢な超大作というわけではないが、良く出来た2時間ドラマ的作品、とでも言いうべきでしょうか。


 しかしこのゲーム、企画的に「チャンバラアクション作りたいなあ」「でも、人を斬って血が出たりすると色々ウルサイですよ」「ん~人じゃなくてゾンビにしよう。ゾンビなら斬ってもいいだろ」的な流れで生まれたんじゃなかろうか…


「新時代劇アクション 羅刹の剣」(コナミ プレイステーション用ソフト) Amazon

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