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2006.12.25

「幕末機関説 いろはにほへと」 第十二話「龍馬之言伝」

 品川で覇者の首と永遠の刺客の物語を上演する赫乃丈一座。そして再会した赫乃丈は、耀次郎におりょうから託された龍馬の最後の言葉を伝える。耀次郎は耀次郎の道を行けと…。一方、実は大英帝国の密偵であった左京之介は、蒼鉄から覇者の首の在処を聞き出そうとするが、その場に耀次郎が駆けつけ、三つ巴となる。が、そこに幻影兵士が出現、蒼鉄は姿を消す。そして一座に届けられた台本には、耀次郎と中居屋の名が…

○大当たりを取る赫乃丈一座の芝居。お芝居とはいえ、覇者の首の存在を公にするというのはかえってまずいのでは…と思いましたが、例えるならば劇団☆新感線の舞台を見て、「実は信長は三人いたのか!」とか言うのと同じレベルなのでかえって大丈夫か。しかし舞台上での覇者の首のギミックが面白いですね。変化とか宙を舞ってくるところとか…

○実は首が自分を狙っていたことを知り、それを楽しんですらいた龍馬。しかしその首に引き寄せられ、自分の用心棒となっていた耀次郎を危険な目に遭わせ、死なせないため、自らの意志で首を遠ざけたのでありました。そのため耀次郎は龍馬から離れ、そしてそれが龍馬暗殺につながったというわけですが――幾ら本人たちは違うと言っても、結果的には耀次郎の存在が龍馬の死を招いたと言えないこともなく、これは確かに切ない。

○そして語られる龍馬の言葉――耀次郎は耀次郎の道を行けと。それがおりょうの、そして龍馬の願い…(でも、引っぱったわりには全然意外性がなくてちょっと残念)。そして今日は色々な表情を見せる耀次郎。普段が無表情だからちょっと表情変えただけではっきりと違いが表れるのは面白いなあ。そして龍馬の遺志を知って男泣き。

○さて榎本サイドでは、「ラストサムライ」のモデルの人、ジュール・ブリュネ氏が登場。民間人、それも商人や物書きは信用するなと榎本に語りますが…ちなみに声が高橋良輔作品で半ば常連の広瀬正志氏! さすがにキレたキャラにはならないと思いますが。

○蒼鉄をつけて覇者の首の在処を聞き出そうとする左京之介。そして彼を大英帝国の密偵と見破る蒼鉄。本当に何者なんだあんたは。そして無駄に派手な登場をしながらも、発した言葉は左京之介と同じな耀次郎。これは格好悪い。

○再び登場した幻影兵士。こういう時は銃で不利ですが――しかしその場に巻き込まれた赫乃丈をかばうのはさすが英国紳士。でも赫乃丈ビジョンには耀次郎しか映っていなくて左京之介無惨。

○ちょっとわかりづらかったですが、首は蒼鉄には取り憑いていなかったと(それなのに首の力を操る蒼鉄恐るべし)。あくまでも第三者として歴史を動かしていくつもりなのでしょうか…そしてそれぞれの役割を見切ったと称して消えた蒼鉄は、悪そうな表情で芝居の第二幕の台本を書いて…今週はオシマイ


 というわけで龍馬の最後の言葉が語られたわけですが――上にも書いたように、意外性や具体性がなくてちょっと残念。正直なところ、物語の折り返し地点目前まで来て、ちょっとまずいくらい薄い耀次郎のキャラを補強するくらいのインパクトが欲しかったですが…
 それはさておき、次回で前半終了。いよいよ耀次郎(ついでに中居屋も)舞台デビュー!? 中居屋は次回でお別れになりそうな雰囲気ですが、さてどうなることやら。

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コメント

首を自在に操れる蒼鉄さんのハイパー化には正直驚いておりますが、同時にそこまで異能ってのはもしかして姓が現すあの末裔か?とか邪推し始めております。

あと、中居屋って横浜であれだけ豪快に斬られて死ななかったのはなんか特殊能力があるんじゃなかろうかと思ってたんですが、どうやらそうでもないような・・・うーん・・見落としてるのかなあ(・ω・)

投稿: 伯爵 | 2007.01.02 20:38

言われてみれば茨木…日本の鬼の技が中国の鬼に通じるかわかりませんが、なるほど面白いですね。

中居屋は…なんだか当然みたいな顔して復活してしまいましたね(笑)。別に特殊能力らしい描写はなかったですが…

あ、13話の配信始まったの忘れてた! 見なければ

投稿: 三田主水 | 2007.01.04 00:07

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