« 2月の伝奇時代劇アイテム発売スケジュール | トップページ | 「顔のない侍」 顔をなくして己を得たヒーロー »

2007.01.16

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 微笑む娘と怒る父

 新年二回目の「Y十M 柳生忍法帖」は、言ってみればつなぎに近い回。派手なアクションはありませんでしたが、その分、新キャラクターであるおゆらと、ほとんど新キャラクターの芦名銅伯の描写が目を引きました。

 相変わらず擬音は「ゆらり」のおゆら様を見て、駕籠から転がりだした加藤明成ですが、その明成に優しく近づくや、公衆の面前で口吸いするおゆら様。しかも胸元に明成の手が! なんと破廉恥な! などと明成に言うも愚かですが、正室の冷たさに比べれば御国御前の優しいこと、まあ明成がデレるのもわからんでもありません。

 が、このおゆらの父はあの芦名銅伯で――いや、原作読者としてはとうに知っていたことではありますが、こうして絵で見ると実に意外…というより遺伝子の不思議というものを考えさせられます。
 しかし清楚なんだか妖艶なんだかわからないおゆらの表情は見事ですね、どうも。

 一方、江戸で三人を討ち果たされた七本槍に対し、メラメラと怒りを燃やす銅伯。自分が明成に推挙した者が、いかに強力な助っ人がいたとはいえか弱い女人に討たれたとあらば怒るも当然…と言いたいところですが、あのエロへっぽこぶりには師匠の指導力不足にもあるんじゃねえかという気もします。
 さらに、もう一人のエロへっぽこ・廉助が先行したとばかり思っていたらまだ到着していなかったことが判明、さらにぼろくそに言われるいまや三本槍。この辺の銅伯の描写はなかなかの迫力で、さすがは師匠、悪役としては些か間が抜けていた七本槍とは、ちょっと違う凄みを感じさせます。

 と――そんなところに駕籠で現れたのは沢庵一行。さすがに十兵衛は別行動ですが、そんな真っ正面から乗り付けてどうするの、というところで以下次号。立ち位置的には似たところのある沢庵と銅伯のファーストコンタクトが気になるところです。

|

« 2月の伝奇時代劇アイテム発売スケジュール | トップページ | 「顔のない侍」 顔をなくして己を得たヒーロー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13655/13511375

この記事へのトラックバック一覧です: 今週の「Y十M 柳生忍法帖」 微笑む娘と怒る父:

« 2月の伝奇時代劇アイテム発売スケジュール | トップページ | 「顔のない侍」 顔をなくして己を得たヒーロー »