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2007.03.20

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 さらばタコ入道…

 さて前回は三犬亡きいま会津七本槍のマスコットと言っても過言である(コミケで単独本も出てたという噂の)司馬一眼房が突然の大活躍。何というか、こう、フラグ立っちゃった? と心配になったものですが…

 と冒頭から繰り広げられるのは、清楚な未亡人が容貌魁偉なタコ入道の緊縛責めにあって悶え苦しむという、文章にしたら誤解を招きそうなサービス展開。とらわれのお沙和さんにとっては、生け捕りにしてこいという明成の命がなければ、その場で命を失ってもおかしくはない窮地ですが、あっさりと自分たちが領内にいたことを白状してしまうのはいかがなものか。
 と――そこで他の坊さんたちが何をしたかと言えば、命知らずにも一眼房に対して「タコ」コール。怒った一眼房がそれこそ茹で蛸のように真っ赤に怒れば、まるでピンポンダッシュのお子さまのようにひゃーっと逃げる有様…楽しそうだな、あんたら。しかし廉助打倒の引き金となった(σ・∀・)σ「阿呆はオマエ」(σ・∀・)σを考えれば、これもまた命がけであることは間違いありません。

 と、お沙和さんはその隙に刀を奪って、いまにも落ちそうだった吊り橋を、自分も乗っているにもかかわらず切り落とすという自爆覚悟の離れ業を披露。見ン事ザコ芦名衆は谷底に落ち、残ったのは一眼房のみで――さあ、死兆星が輝いて参りました!
 怒り狂った一眼房は、完全に殺す気満々で坊さんたちを追いかけて、鞭を大振り。そこに地面の下から一斉に現れたのは、六人のほりにょ――にしてもお笛、えらく髪が伸びたなあ。
 それはさておき、さしもの一眼房も一度に六人に不意打ちをかけられてはどうしようもない。何だかずいぶんワイルドさが増したお千絵に脳天カチ割られるという見事な惨死っぶりを晒すこととなりました。一方お沙和さんは文字通りのクリフハンガーですが、まあどうにでもなるでしょ。

 というわけで遂に蛇の目は二つとなってしまいましたが、今回はどう考えても薄氷の勝利。どの場面でも、一つ悪い方向に転がれば全員皆殺しとなってもおかしくない、かなりのバクチだったかと思います(個人的には、坊さんたちが見事に鞭をかわしたのにちょっと違和感でした)。相手のホームグラウンドでの戦いは、やはり一筋縄ではいかない、ということでしょうか。
 そして、死ぬ間際までタコタコと外見を揶揄されまくった挙げ句、無惨に嬲り殺しにされた末におそらくは猟奇的に死体を晒されるであろう司馬一眼房さんに合掌。

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