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2007.04.11

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 オヤジ邪魔!

 オヤジ邪魔!
 …
 …と、危うく一行で感想が終わりそうになった今週の「Y十M 柳生忍法帖」。前回ラストに登場した氷の彫像の如きものの正体が語られ、そこから明成一派の暴虐が描かれることとなります…が。
 
 その精緻な氷の彫像と見えたものの正体…それは前夜に池に追い落とされ、極寒のうちに凍り付いた女人たち。精緻なのも道理、わずか一晩前には生きていたのですから…血の一滴も流れないものの、残酷さ、無惨さではあの江戸の花地獄の犠牲者を襲った運命にも匹敵するおぞましい所業を発案したのはおゆらさん。

 そして、放っておくと太公望が立ち上がりそうな娘のその所業を諫めるでもなく、平然と城の女人の「在庫」が減りつつあると告げる銅伯も銅伯。しかしその銅伯をもってしても行方が掴めないのは、沢庵とほりにょたち。まあ、精鋭七本槍からしてアレなので、名も無き芦名衆では荷が重いのかも…まあ、見つければ見つけたで、んふ魔人の刀が待っているわけですが。
 それでも、同日同刻に目撃された人数の多さから、ほりにょが雲水に化けているのではと割り出したのはさすが。とはいえ、将軍家の帰依厚い沢庵本人をヌッ殺すのはいささかマズいというのもまた事実ではあります。
 もっとも、領内で散々女子狩りを繰り返した上に次々と惨殺しているという所業が、大名お取り潰しに血眼の幕府に知られたらもっとマズいとは思うのですが…(実際、この点は原作の唯一最大の穴であります。まあ、銅伯が天膳に匹敵するドジっ子だったと思っておきますか)
 そんなわけで黙っておくわけにもいかぬ沢庵でありますが――そこで銅伯の口から出たのは、幻法「夢山彦」なる言葉。忍法ならぬ幻法とは何か(やっぱり片手で軍艦沈めちゃったりするのかしら)。そしてその幻法でもって、どのように沢庵を縛り付けるつもりなのか…

 と、その沢庵が、見せしめに女子のたちを晒し首にした上に、さらに女子を拉致していこうとする芦名衆に怒り爆発したところで以下次号。

 …
 …と、ダラダラ書きましたが。
 今回の最大のナニは、やっぱりおゆらさんとエロオヤジのアレなわけで。
 銅伯たちと話している間中、部屋の窓からエロオヤジが上、おゆらさんが下にと、縦に並んで顔を出していたこの二人ですが、部屋の中でどうなっていたかと言えば、「ンフフフ…、ンーフフフ…つるんでやがる、コイツらつるんでやがる、つるんで、ハハハハハハ!」と銀河万丈の声でツッコミを入れたくなるような状態(元ネタがわかりにくい上に何だか下品な表現になっちゃった)。そんな状態で人の話聞くなよ! まったく、何てわかりやすいエロ悪役ぶりでしょう。

 しかしここで真面目に感心してしまうのは、せがわ先生の見せ方のうまさ。直接的に部屋の内部が描かれるのはほとんど一コマのみで、あとは窓から二人が顔を出しているという、考えようによっては間抜けな絵面のみ。それなのに、立派に――どころか猛烈に、あれだ、その、エロいのは、実に見事な演出だと思います(個人的には、その一コマも余計だったんじゃとは思いますが)。

 …だからオヤジ邪魔!

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