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2007.05.06

「大江戸ロケット」 五発目「論」

 大江戸ロケット第五話は、銀さんのイキな(?)計らいのおかげで清吉とソラがいきなり秩父の(これ伏線)温泉に二人っきりで仲直り旅行という大変な展開。何だか今回の方がよっぽど「ドキドキ無用」だよ! と思ったら、そんなことはどうでも良くなるようなあのお方の登場で何だか全てブチ壊しに。舞台のオリジナルキャスト・橋本じゅんさんが声を当てた鉄十の、個人的には待ちに待った登場です。

 ソラが花火に乗ろうとしていたことを黙っていたこと以上に、今の自分の花火では到底月には――ましてやソラを乗せては――行けないことに気付いた清吉は落ち込み気味で、ソラのさりげなく重要な「かぐや姫」発言もスルー状態ですが…そこに釣られて現れたのは犯罪的に濃い男。
 いきなり謎の言語でソラに話しかけ、ソラもそれに応える様に、ひょっとしてソラの同類!? と半分信じかかったら、ソラのノリが良すぎただけというベタなオチでしたが(というか新感線ファンだったらこの手のネタには気づけ自分)、じゅんさん…じゃねえ鉄十が普通に喋れるキャラで良かった。いやほら、じゅんさんだったら最後まであの調子でブッ通しそうだから。

 ソラを姫と呼ぶ鉄十は、代々この秩父の山に棲む一族の末裔。かつて空から降ってきた光り輝くソラマメに乗ってきた姫の世話を先祖がしたとのことですが――なるほど、前回も登場した空の獣のポッドの形はソラマメと言えばソラマメチックです。
 そんな伝承と共に暮らしてきた鉄十、今は山のたぬきたちと生活してしている様子ですが…微妙に楽しそうだな、これ。異常にサムシング吉松顔のクマもいるし。

 それはさておき、清吉のことを「日本じゃあ二番目だ」とどっかで聞いたようなベタな言葉で切り捨てる鉄十。どうやら清吉とは同業者らしく、自信たっぷりに自分の花火であれば月にソラを届けられると言い切りますが…
 と、色々あった末に清吉が鉄十の小屋で見つけたのは、巨大な(今の言葉で言うところの)ロケット花火。なるほど、竹にくくり付けた鉄の本体に火薬を詰め込んだこのスタイルであれば、飛行距離・高度ともに稼ぐことができることができると――ってその名は龍勢!?

 なるほど、だから秩父が舞台でしたか、と大いに感心(龍勢についてはこちらこちらを参照)。滅茶苦茶をやっているようで、きちんとその時代ならではのネタを押さえて使ってくるその姿勢は、時代ものファンとしてはとても嬉しく思えますし、またある意味挑戦されているようで油断できません。
 また、すったもんだの末にその竜勢で天空に打ち上げられてしまった鉄十が、たぬきの一匹を道連れにしたことにきちんと意味があったりと、その辺の描写も、ナンセンスギャグはギャグとして、丁寧でよいですね。

 しかし鉄十、見かけは風魔流忍拳の継承者みたいな変態ぶりながら、マジになった時は妙に男前声(そりゃこの人の声も当ててるくらいですし)、もちろん実力は折り紙付きという、実に面白いキャラ。橋本じゅんさんが声を当てるということで番組放送前から大変に期待していたのですが、いやはや期待通りのキャラ、期待以上の好演で、嬉しい限りです。

 次回以降も出演するようですし、銀次郎とは別の意味で清吉の先輩キャラ的立ち位置になるのかな、腕っ節も強そうだからアクションシーンも期待できるかなと、この先もいよいよもって楽しみですよ。

 …それにしても鉄十のアップきめえwww


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» 大江戸ロケット 5話「論」感想 [月の砂漠のあしあと]
大江戸ロケット 花火の失敗、ソラの事・・・。前回の出来事でご機嫌ナナメの清吉。そこで銀さんの提案により、ソラと秩父へ温泉旅行! 最初は渋っていた、清吉も銀さんとソラに押されて、仲直りの温泉旅行☆『行って来い!ワカモノよ!』銀さんぐっじょぶ!(びしっ) ...... [続きを読む]

受信: 2007.05.10 19:13

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