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2007.05.09

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 三パーティ制導入?

 場所によっては連休中に発売されたところもあったらしい今週の「ヤングマガジン」。一瞬、また発売日見落としてたか!? じゃあ今週の「Y十M 柳生忍法帖」感想はお休みでいいかな( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ とか思ったりもしましたが、それはさておき。久しぶりの感もある今回、内容的には一見地味な、会話のみの週ではありましたが、しかし、その内容はかなり密度が濃く、この先の展開に大きく関わってきそうな印象です。

 般若侠と芦名衆の戦いは、ほとんど報復テロの様相を呈し初めて犠牲者は増えるばかり。しかしこういう展開になれば、音を上げるのは正義の味方側と決まっております。ましてや仏教者である沢庵和尚においてをや。
 ひそかに匿ってもらっているらしいとある豪農の家で、沢庵・十兵衛・ほりにょ七人・五人坊主・おとねさんの秘密会議
(この秘密基地に入るための合い言葉が「山」「芋」ってのがまた…確かにこりゃ予想もつきませんが、その微妙に間の抜けたところが坊さんたちらしくていいですね。ちなみに「山」「川」ってのは忠臣蔵でメジャーになったので時代考証的に合っている…わけではない)の席上で、凶行を止めるため自らお城に乗り込むと言い出した沢庵和尚。
 さすがに自分の目の前では銅伯は非道を控えるだろうという理屈ですが、さてそれはどうか…そりゃ十兵衛ならずとも心配になりますが、そこで和尚が怒った! おお迫力! さらに沢庵様、十兵衛に向かって「いかなおまえでも四十万石のあの城に斬り込む勇気はあるまいが?」と言ってのけます。しかし冷静に考えれば今回の沢庵様の行動は、それに等しい勇気が必要なわけで…さすがは天下の名僧善知識、度胸の据わり具合が違います。
 もっとも、十兵衛は十兵衛で、後先考えずに孤剣ひっさげて会津城に乗り込むくらいはしてのけそうですが…そんなことされたら惚れるね!<誰が

 それはさておき、ここで間髪入れずにお笛が「そりゃあ! あたしたちが一緒でなけりゃ何にもなりませんよォ!!」といつもながら素っ頓狂に発言。「何にもな」らないのは、普通に考えたら、ほりにょたちの復讐行なのに十兵衛が単騎突撃しても仕方ない、という意味でありましょうが、お笛の場合は自分(たち)がいないと十兵衛は何もできないという意味で言ってそうなのが素敵です。

 そんなお笛とお千絵に対して沢庵様が授けた使命、それは、江戸に戻って天海僧正から出生の秘密、銅伯との関係を聞いてくるというもの。一見、何のことはない話のように思えますし、わざわざお千絵が行く話にも思えませんが、それがいかに重要なことか、沢庵様の台詞を太字にしてまで強調されると、なるほど、と思えるから不思議<単細胞
 しかし「その秘密を知ることが…あるいは銅伯を討つ鍵となるような気がしてならぬ…」というのは、何だかRPGチックでちょっと面白いですね(と、ここで、伊賀の影丸が阿魔野邪鬼の不死身の秘密を探りに行ったけど結局何の意味もなかったという展開を思い出したジジイ)

 そして五人坊主は、そのお千絵・お笛のガードにつくことに。相変わらず剽げたお坊さんたちですが、今は亡き二人の坊さんが、vs廉助戦の勝利の鍵となったこともありますし、ぶっちゃけ、山風作品ではこういう一般人が一番強かったりするので(ぶっちゃけすぎ)油断できません。
 さらに十兵衛には別の任務が…というところで以下次号。これで、沢庵、お千絵・お笛・五人坊主、十兵衛という三パーティ(残るほりにょも入れたら四パーティ?)に分かれての行動となりますが――寡兵でもって大軍にあたるに戦力を分散するのはあまりよいことではないものの、何せ相手が相手なので仕方がない話でしょう。
 もちろん、どのパーティも危険と隣り合わせなのは言うまでもない話。それぞれに降りかかる危難をいかに乗り越えていくのか、楽しみにしたいと思います。

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コメント

三田主水さま。

わー、ちょっと待ったちょっと待ったちょっと待った!
『Y十M』の連載に三田さまのご感想がはべって居らぬのは、植木に水無く行灯に火無く風車に風の無いようなもの。たとえ会津の殿様のそばから女の人がいなくなっても書き続けていただかないと…!!

あわてるあまりアイサツ抜かしてしまいましたけど、私以外のみなさまも楽しみにしてると想いますから、これからもよろしくお願いしますよ、三田さまv …でも、ご無理はなさらないで下さいね。(^-^)

それと、ついつい遅くなってしまいましたけど、前回分ではこちらからの問いかけをひろっていただいてどうもありがとうございました。いまごろになってしまってごめんなさい。
てゆか、スキあらばさくらさん話題もちかけててスミマセン…!! でも、しっかりひろっていただいて嬉しかったです♪

あ、十兵衛さんがお城へ乗り込んだりしたら私がホレますよv(←言ってろ言ってろ)
あと、私も想い出してしまいました。阿魔野邪鬼のこと。…書けませんでしたけども。(^-^;)

投稿: ケイト | 2007.05.09 19:36

ケイト様:
いやあ、ケイトさんならきっとイヤがってくれると思ってたよ!<ひでえ

と、正直なところ週刊連載の漫画、それも原作付きの感想を書くのはなかなか大変なものもあるのですが、何せ大好きな大好きな「柳生忍法帖」の漫画化、この感想を自分が書かずに誰が書く!(いや、いっぱいいますが) という気持ちで続けています。

ケイトさんの感想も毎週楽しみにしてますよ!


にしても阿魔野邪鬼ネタまでかぶりかけたとは、時々ケイトさんのお歳がわからなく…いやこれは余談。

投稿: 三田主水 | 2007.05.11 01:34

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