« 「旧怪談」 怪談の足し算引き算 | トップページ | 今週の「Y十M 柳生忍法帖」 沢庵説法地獄 »

2007.07.16

「天保異聞 妖奇士」DVD第四巻解説書が豪華な件について

 本放送終了から早三ヶ月の「天保異聞 妖奇士」ですが、DVDの方は現在第四巻まで発売されています。各巻、何かしらオマケがついているのですが、最新第四巻は、特製解説書一(ブックレット)が付録となっています。
 この手のDVDにブックレットというのは、特に珍しくないのかもしれませんが、今回のブックレットは全六四ページ、なかなか作りの細かい豪華版でした。

内容は
・インタビュー(會川昇・川元利浩・山村竜也)
・設定画・原画(往壓の初期設定画も!)
・背景美術集
・各話粗筋(説十五まで)
・用語解説(同上)
・妖夷&漢神解説(同上)
と、一部ムックと重なる部分もあるものの、ファンであれば正直なところ金を出して買っても惜しくない充実ぶり。
 これまで報じられてこなかった情報も、往壓の初期モデルがオダギリジョーやジョニー・デップだったとか、現在放送中の「大江戸ロケット」の作業は本作と同時進行だったとか、その時から若本規夫氏に両方の鳥居様の声を演じてもらうと決めていた(「妖奇士」が一年放送だったら、同じ声の二人の鳥居様がTVに登場する異常事態になっていたのか…)とか、(このブログでも取り上げましたが)えどげんとアビの元ネタの存在への言及があったり、興味深い内容が多く掲載されていました。

 残念ながら放映は半年で終了、正直なところ一般的な(アニメファンに対する)人気も…だったため、雑誌記事等による情報掲載が少なかった本作(以前に紹介したようにムックは素晴らしい内容でしたが)ですが、こうした形でフォローしてくれるのは本当に嬉しい話ですね。掲載されているストーリーダイジェストや設定資料などは、この巻までに収録されたエピソードまで、また會川氏へのインタビューは第八巻解説書に続くとあるので、おそらく最終巻となるであろう第八巻にも同様のブックレットが付いてくるものと思われます。第六巻以降、新作エピソード全五話が収録される予定ですので、そこまで含めた完全版の内容となるであろうブックレットが楽しみです。

 と、ブックレットのことばかり書いてしまいましたが、この第四巻に収録されている吉原編は、放送中も人気の高かった屈指の名編。時代劇ファン的にも、吉原の姿を裏も表もきっちりと描いてみせた上で、さらにそれを本筋にきちんと絡めて物語を展開してみせたのには、本当に驚かされました。ラストの、夕日に溶けるように消えていく蝶の姿がまた…
 ちなみにジャケット絵は今回から登場の狂斎なのですが、ジャケ裏が怖いです。怖すぎます。


「天保異聞 妖奇士」第四巻(アニプレックス DVDソフト) Amazon

関連記事
 今週の天保異聞 妖奇士

 公式サイト

|

« 「旧怪談」 怪談の足し算引き算 | トップページ | 今週の「Y十M 柳生忍法帖」 沢庵説法地獄 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13655/15771221

この記事へのトラックバック一覧です: 「天保異聞 妖奇士」DVD第四巻解説書が豪華な件について:

« 「旧怪談」 怪談の足し算引き算 | トップページ | 今週の「Y十M 柳生忍法帖」 沢庵説法地獄 »