« 「大江戸ロケット」 廿三発目「剣舞に花火をどうぞ」 | トップページ | 「戦国の兵法者 剣豪たちの源流とその系譜」 剣豪と庇護者と »

2007.09.11

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 沢庵和尚打つ手なし?

 天海を、ひいては徳川幕府をも人質に取るという芦名銅伯の想定外の切り札の前に、もうすっかりヨレヨレになってしまった沢庵和尚。
 ついにアレしてしまったか、小姓の刀を奪って…というところで前回は幕でしたが、きっとこれも何かの考えがあってのこと…と思いきや、いきなりにせきちがいであることを見破られる沢庵様。銅伯を妖怪呼ばわりするのは、あまりにもそのまんまで噴き出しそうになりましたが、これじゃあまりにも考えなしでは…

 結局、銅伯の命じるまま、十兵衛と堀の女たち誘き出しの手紙を書かされるという、何とも締まらない結末になりましたが、その使者に立つことになったのは般若面を被ったおとねさん。これが一同への合図と沢庵は言いますが、確かに、お城からこんな人が出てくればそりゃ目立つでしょう。
 かくて、成長したらさぞかし憎々しい芦名衆になりそうだから今のうちにアレしておいた方がよさそうなお子たちをお供に、城の外に出た般若面のおとねさんは、あちこち歩いた末に般若侠に手紙を手渡しますが――その全面降伏とも言うべき内容に黙っていられるわけがない。思わず手紙を真っ二つに引き裂いてしまった般若侠、さて次の一手は? というところで以下次号いや次々号ですが…

 正直、あまり動きがなかった今回、沢庵様のあまりに焼け石に水な偽狂乱ぶりにはがっかりでしたが、しかしこのお方が、いかに絶望したとてここまで無駄なことをするものでしょうか。
 そしても一つ、般若面を被ったままのおとねさんの存在が気になります。かつて江戸花やしき…じゃなかった花地獄で絶体絶命の死地に追い込まれた十兵衛を救ったのは、般若面によって潜入に成功したお千絵たちでありましたが――
 とかいって、また考えすぎてるような気がしてきました。おとなしく再来週を待つとしましょう。


 そうそう、つい先日、単行本最新第八巻が発売されました。カバーガールは予想通りおとねさんでしたが、バックの十兵衛先生は何と包帯ぐるぐる巻きの野呂万八バージョン。何だか、食玩のレアアソートみたいなノリですが、冷静に考えたらこの巻の主役はほとんど五人のお坊様で、十兵衛の出番はこれくらいしかなかったしね…
 そして、二巻連続でラストに夢山彦で引いた銅伯はある意味凄いと思います。

|

« 「大江戸ロケット」 廿三発目「剣舞に花火をどうぞ」 | トップページ | 「戦国の兵法者 剣豪たちの源流とその系譜」 剣豪と庇護者と »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13655/16410432

この記事へのトラックバック一覧です: 今週の「Y十M 柳生忍法帖」 沢庵和尚打つ手なし?:

« 「大江戸ロケット」 廿三発目「剣舞に花火をどうぞ」 | トップページ | 「戦国の兵法者 剣豪たちの源流とその系譜」 剣豪と庇護者と »