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2007.10.18

十一月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 さあ今年も残すところあとわずか。泣いても泣いてももう残り二ヶ月ですよ!
 そんなわけでもう相当に寒くなってきましたが、せめて面白い作品に出会って心は暖かくしたいものです。というわけで十一月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 十一月の文庫で注目は、何と言ってもえとう乱星先生久々の新シリーズ「服部半蔵 日と影と」の登場。これは大いに期待です。
 その他は、単行本の文庫化がかなりの割合を占める状況。十月に発売される「妖怪」に続き、新装版で登場の司馬遼太郎「風の武士」、ドラマ化が楽しみな畠中恵「おまけのこ」、実業之日本社からひっそりと発売されていた作品の文庫化である海道龍一朗「乱世疾走禁中御庭者綺譚」と、新旧織り交ぜてなかなかの充実ぶりです。
 しかし旧と言えば何と言っても極めつけは「神州纐纈城」の復活。なぜこの時期に、という気もしますが、講談社大衆文学館以来久々の登場であり、未読の方はこの機会に是非。
 ちなみに好調の風野真知雄先生の「耳袋秘帖」の最新巻は、「両国大相撲殺人事件」という近年稀に見るしょっぺえタイトルで登場。それでもシリーズの内容は折り紙付きですし、このネーミングセンスは、もはやシリーズの味のような気さえしてきました。

 漫画の方では、先日連載が始まったかと思えば早くも単行本第一巻が登場の環望「箱館妖人無頼帖 ヒメガミ」が注目株。さらにかわのいちろうの「赤鴉~セキア」、皇なつき&小池一夫の「夢源氏剣祭文」もそれぞれ第一巻が登場し、相変わらず漫画は豊作です。
 特に「夢源氏剣祭文」は、到底あの小池せンせいの作品とは思えぬほどはかなく美しい時代ファンタジーで、各方面におすすめです。
 なお、漫画のドラマCDとして、「BRAVE10」が早くも登場するのが要チェック。

 そしてゲームの方は、年末商戦に向けた作品がそろそろ登場する時期。こちらとしてももはやカレーを薄めすぎて水になるくらいの覚悟でおりますが、時代ものとしてはカプコンから登場の「戦国BASARA2 ヒーローズ」がやはり要チェック。Wii版PS2版が発売されますが、私ゃやっぱり「戦国BASARA2」も同梱のWii版を選びます。
 携帯機の方では、一部に根強い人気を誇るサクセス「降魔霊符伝イヅナ」の続編がニンテンドーDSで登場、ローグライクファンとしてはこれまた楽しみなのですが、同じDSで発売のグローバル・A・エンタテインメント「歴史群像presents ものしり戦国王」が非常に気になります。昨今のDSの実用ソフトラッシュは、出版界で言えば新書ブームに通じるものを感じますが、こういうのもアリか…と感心いたしました。ていうか「クイズ殿様の野望」じゃないのこれ


 最後に、これは時代伝奇とは無関係ですが、自分的に絶対見逃せないのは、朝松健先生の「マジカルシティナイト」シリーズの最終巻「暗黒は我を蔽う 夜の騎士」。長い長い時を経て、まさかの(とあえて言わせていただきます)完結には、感無量であります。
 どんな状況で中断しても、きっちりとシリーズを完結させてくれる朝松先生ですが、これで残る未完シリーズは、うちのサイトの受け持ち範囲である時代伝奇アクション大作「大菩薩峠の要塞」のみ――なんですが、こればかりはさすがに続編はなしとのことなのが何とも残念であります。最高に面白いんだけどなあ…

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