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2007.11.30

「歴史群像presents ものしり戦国王」 ニッチながらも濃い一本

 29日は様々なゲームが発売されましたが、その中で、ニンテンドーDSの「歴史群像presents ものしり戦国王」を買ってきました。
 今や国民的ゲーム機となった一方で、ニッチなソフトが山のように発売されているDSですが、本作もそんな中の一本。
 とにかく出題されるのは戦国時代絡みのみ! という非常に潔いクイズソフトですが、なかなか面白いシステムが用意されています。

 本作は、群雄割拠の戦国大名を一人選び、クイズで他の大名を倒して天下統一を目指すソフトで、それ自体はよくあるパターンですが、そこにちょっとシミュレーションゲームチックなシステムが絡めてあるのが最大の特徴。

 各大名にはHP(何度お手つきできるか)に当たる「兵力」、制限時間に当たる「兵糧」のパラメータがあり、「合戦」と呼ばれる戦国大名同士のクイズ勝負では、これらが先にゼロになった方が負けとなる、というのが基本ルールです。
 これらは自分のターンの時に「内政」というコマンドを選ぶと、値を増やすことができるのですが、そのターンの行動はそれで終わってしまうので、内政だけにかまけていると他国に攻められる一方で領土を増やせないため、バランスを取った行動が必要となります。
 また、倒した大名家の武将等は、「副将」として登用可能で、合戦ではそれぞれが持つ特殊効果を使用できるので、この辺りにも気を配る必要があります。

 このようにクイズゲームらしからざるシステムの本作ですが、肝心のクイズの方も、四択のほか、並び替え・書き取り・連結(口述)の種類があってなかなかのバラエティです。
 その内容は、冒頭にも述べたとおり本当に戦国一色で、簡単なものもありますが、基本的に教科書レベルの知識では到底太刀打ちできないようなものばかり。特に、左右四つずつの選択肢の関係のあるもの同士を線でつなぐ「連結」クイズなど、「大名と、その正室の生家をつなげ」というような問題の連続で、戦国専門ではないものの、こういうサイトを作っている私も涙目になるほどの難易度です。

 もっとも、そうした場合でも、副将のチョイスや侵攻順を考えることでかなり負担は減るので、この辺りの駆け引きがなかなか楽しい…というより本作のキモかもしれません。

 とにかくニッチもニッチ、本当にプレイする人間を選ぶソフトですが、それだけに中身は実に濃い。我こそは! という方には是非チャレンジしていただきたいですね(裏を返せば、興味のない方は手を出さないのが無難ですが…)


※本日の内容は某スレに書き込んだものをベースとしました


「歴史群像presents ものしり戦国王」(グローバル・A・エンタテインメント ニンテンドーDS用ソフト) Amazon

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