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2007.12.07

荒山徹トークセッション 「朝鮮、柳生、そして…」 (その三)

トークセッションレポートの続きです。その一から読んで下さいね。

細:基本的にどのような読者層を想定しているのか
荒:想定というのはないが、やはり若い方に読んでいただきたいという願望がある。これからの日本、東アジアを担う若い方々に読んで欲しい

細:史実と小説の間には何があるか
荒:ラブがある と思います。大学の時にアレクサンドル・デュマの「二十年後」を読んだが、高校時代の世界史で習った清教徒革命と、ダルタニャンが結びついたときに、これは凄い! と愛を感じた。愛の虜です

細:ライフスタイルは
荒:朝七時起床、それから近所の神社にお参り。昼を挟んで夜までPCで執筆。夕飯の後は資料などを読んで、十二時くらいに就寝

細:幸徳井友種(=柳生眞純)を主役とした小説を書く気は
荒:あります。まだ先だが書きたい
細:「鳳凰の黙示録」の単行本化は
荒:ちょっと日本編になってからガタガタだったので、書き直さねばと思っている。気力で書いているものだから、気力が満ちるのを待っている
細:短編の「金髪くノ一絶頂作戦」のタイトルは誰が考えたのか
荒:「小説新潮」の担当の綺麗な女性の方が考えた。最初は「金髪くノ一作戦」だったが、私が「絶頂」を付け加えたと思う
細:タイトルに凝る方か
荒:いえ、全く凝りません。直せと言われたら、はいごもっともと
細:「柳生大戦争」というタイトルは誰が
荒:私から。「柳生」に何でも付ければタイトルになるなあと思い、妻とタイトル会議を開いて考えた中の一つ

細:勉強、という言葉が多かったが勉強は苦にならない?
荒:いえ、苦です。本当に韓国・朝鮮が好きで、その歴史をもっと日本の人に知ってもらいたいという気持ちだが、本当に知らないので勉強しなくてはと思っている
細:聞きにくい質問だが、自分の作品で歴史が誤解されるとは思わないか
荒:私の書いたものがとっかかりになってくれれば。私の書いたものが歴史であるとは思っていない

細:一部で有名な黄算哲先生については…
荒:有名ですか?
細:有名です
荒:あれは私の名前と黄算哲の読みが一致するのでやったのですが…すみません
細:まだこれは誰も気付いていないな、というネタは
荒:うーん、ネタというのはないですが…例えばどういう(本当に困惑した感じで)
細:今回、そこまでネタを意識していないのに一番驚いた

細:業界の中で親しい人は
荒:いえ特に…大阪に引き籠もっているので。対談で会った安部龍太郎先生や佐藤賢一先生くらい。あとは、瀬川ことび先生が女房の大学の同級生ということで一度遊びに来た

細:「高麗秘帖」が出版された経緯は
荒:ミステリが好きだったので、共同通信社でミステリ評論を書いていたが、それを見た祥伝社の人が解説を依頼してきた。その後、留学するので仕事を辞めると言ったら、何か書いたら連絡下さいとその人に言われたのがきっかけ

細:韓国のことについては資料を調べるのに時間がかかるのではないか
荒:確かにそうだが、ハングルが少し読めるので。また、意外に戦前の日本で出た本の中に資料が多い
細:韓国には今も行っているのか
荒:年に二、三回は行っている。資料調べというか行くのが好き

細:今後はどのような方向に向かうのか
荒:純粋に韓国・朝鮮の歴史を書きたいというのが最終目標。いつかは半島に限定した小説を書きたい。甲午農民戦争の指導者である全ホウ準のことなど
細:その時は伝奇でなく純粋な歴史小説になるのあk
荒:資料を煮詰めていくとどうしても伝奇にならざるを得ない。伝奇ラブですから

細:「KENZAN!」での次回作「柳生大作戦」は、「大戦争」からつながっているのか
荒:つながっていないがやはり柳生まみれ。調べものが多いので、内容はまだちょっと…

おしまい。

(おまけに続く)

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