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2008.02.06

今週の「Y十M 柳生忍法帖」 残り一本でも…

 最近は逆転また逆転の「Y十M 柳生忍法帖」、油断すると色々と大変な目に遭わされる非常に殺伐とした展開が続きますが(当たり前)、今週もまた急展開であります。

 何だかもうすごい感じでよれよれになったおゆら様の登場で、果たしてどんなことになってしまうのかしら? とドキドキしたらのも束の間、あっと言う間に振りほどかれて残念…もうがっかりだよ!

 しかしこの、ほんのわずかの間があれば十分ということか、そこで動いたのは香炉銀四郎、奔ったのは彼の秘術・霞網!
 が、本当に驚かされたのはこの次の瞬間。一瞬遅れて猛然とダッシュした十兵衛の一刀は、銀四郎を、あたかも顔の傷に沿ったかのように両断! って、えええええええ

 ゲームのルールは? 先生が直接手を出しちゃだめじゃないですか! と文句を言っている場合ではないのはわかりますが、正直なところこれまであれだけか弱い女性の手で七本槍を倒すことに拘っていただけに残念な展開ではあります。
 まあ、これも原作通りの展開ではありますが(ちなみに原作では「ゆるしてくれいよ」と十兵衛が一言ほりにょたちに謝っているんですけどね)…正直、原作では一番すっきりしなかった部分だけに、ここだけはアレンジして欲しかったものです。序盤で銀四郎がさくらに執着しているようなオリジナル描写もあったので、期待していたのですが…

 それはさておき、一刀両断されたはずの銀四郎ですが…しかし、たとえ明成が死のうと会津四十万石が滅びようと、芦名一族は、自分は負けない! と最後の哄笑。まさに血笑と言うほかない壮絶な姿を見せて斃れます。いや、ある意味実に銀四郎らしいキレっぷりとしかいいようがありません。が、感心している場合でもなく、主は死してもなおも生き続けるのは霞網。その中に五人のほりにょを包んだまま…銀四郎の腕を十兵衛が落としてもなお、霞網は締まり続け、そしてその腕を自分の足下に置いて立つのは――魔人・銅伯。

 明成を人質に(って冷静に考えればヒーローのやることではないですな)銀四郎の腕を踏みつぶすよう迫る十兵衛と、その前に無言で立つ銅伯…時間こそ短いものの、壮絶な睨み合いの果てに負けを認めたのはやはり十兵衛。
 やっぱり十兵衛はヒーロー、風前の灯火となった五人のほりにょを見捨てることができるはずもありません。しかし十兵衛がここで負けを認めれば、それは同時に、ほりにょたちの最期をも意味するのですが…
 まさに最悪の展開をまた逆転することはできるのか。相手は残り一本槍となったものの勝利の感慨は薄く…さて。

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